前に来た時はちょうど1年前だったけど・・素敵な出会いがあったのよ。
そういえばあの時もジェミルにすっぽかされて一人だったわね。
その日はたまたまキャンプの近くで釣りをしていたの。
主に食料確保が目的だった。
こんがり焼けたお肉も美味しいけどたまには新鮮なお魚も食べたくって
その時オトモ達が騒ぎ出したの。
彼らの注意を引いたのは少し離れた崖下で繰り広げられている光景だった。
見るとボルボロスの追跡から必死に逃げる人だった。男だということは辛うじてわかるわね。
恐らくハンターじゃない・・まさか密猟者?
どちらにせよ救助も大切なお仕事だわ
咄嗟に釣りざおをアイルーに投げた私は指笛でリーシャに指示を飛ばす。
私の合図に呼応したリーシャが天高く舞い上がると追跡を開始した。
「ライラ!夕飯のサシミウオ楽しみにしてるわよ!さあガルク行くわよ!」
双剣暁のシルツァリを背負いガルクに跨ると崖を一気に駆け下りる。
私は双剣使いなの。舞と似てるから扱いやすくて愛用してるわ。
「旦那さん・・相変わらずの無茶振りだニャ・・・いってらっしゃいニャ~~」
背後でライラがなにか言ってた気がするわね
でもあの子の場合マイペースな方が仕事がはかどる子なのよ。
だから私はライラを信頼していた。
いつもなら貴重な素材を手に入れてもらうところだけど、今回戦闘は回避しないとダメだからライラはキャンプに置いていくことにした。