「シリーン・・美しい良い名だ。私は・・・ルトだ。あいにくとハンターではないが、このあたりで貴重なロックローズが採掘できると聞いて実地調査に来た観光客だ」
観光客は無理があるでしょ・・実は宝石ハンターなのかしら?
見ればずいぶん立派な首飾りをしていた。
お金持ち?
私も宝石は好き。テロメアーナのネックレスが欲しいわね。
テロメアーナはシャナーサの特産品の青い宝石なの。
会話から宝石に関心があるのはわかったけど・・もちろん許可のない採掘は禁止されていた。
身分証を呈示しないのはいかにも怪しいけど・・身なりも良く武器も鞭だけで荷物も僅かだし盗賊には見えないわね。
なにやらわけありのようだし詮索しないほうがいいかしら・・
同郷のよしみってやつよ。
いい男には甘いってまたジェミルにしかられちゃうかしら![]()
でもここにあの子はいないし、私だって休暇中だもの
それに泥まみれだから今追及する気はおきないわね
「ねえルト、この先にオアシスがあるから寄って行かない?付き合ってくれたら貴方が探してたロックローズの採れる場所に案内してあげるけど?ただし見るだけよ」
「ああ・・それで構わない。恩に着る」
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ルトは快く応じてくれた。爽やかな笑顔が眩しいわね。
それからガルクに乗ってオアシスまで行き水浴びをしたわ。