「貴方には驚かされてばかりね・・困ったわ・・断る口実がないじゃないあせる

 

だって私の憧れの方なのよ?

それにまさか「現役」だったなんて・・あせる

 

ライザール様の愛用の武器は確かに非公式な独自のものだったけど、強力な属性武器だったし本当は凄腕のハンター顔負けの腕前だそうよ。

 

それに彼はどちらかといえばハンターではなくモンスターと共に共生する人々と同じ空気感をまとっていた。

 

オトモのカルゥを相棒だと言った言葉に偽りはないだろう。

ならば・・私達は分かり合える?

 

「シリーン、仕事を辞めろという気はない。王妃と両立できるというならやってみるがいい。私もお前がどれほどハンターの仕事にやりがいを感じているかはわかっているつもりだ。お前を後宮に閉じ込めたりはしないぞ。だからどうか私の妻になってくれないか?・・お前だけを愛すると誓う」

 

そんな殺し文句を言うなんて!貴方って方はドキドキ

 

口約束なんて・・そう思う一方でライラ・ヌールの彼ならば信じてもいいと感じる自分もいて・・私って案外乙女だったのねあせる