※ライザール視点です
しかし美しい花には棘がある・・油断は禁物だ・・
昂らせ色香に惑っていた私だが、殺気を感じて咄嗟に彼女の細い手首を掴み止めた。
その手には例の短剣が握り締められていた。儀式用の両刃の短剣だった。束には美しい装飾が施されている・・・
布団の中で隠し持っていたのだろう・・軽い暗示がかけられているようだった。
だが私がシリーンを傷つけることなどあり得ない・・同じ轍を踏むものか!
「目を覚ませ!シリーン・・・」
短剣を奪い取り投げ捨てるとそのまま腰を抱き寄せて抵抗をキスで封じる。
痛みで奪うのではなく快楽を与えて従わせればいい。
私のキスも愛撫も好きだろう・・?
やがて彼女は口を開き私を迎え入れてくれた。
私の口づけが彼女の官能を呼び覚ましていく。
傾国だがなんだか知らないが難攻不落の私を簡単に篭絡できると思うなよ。
そしてシリーンを奪わせはしない。
愛しているぞシリーン・・もっと深く感じるがいい・・・
強張りがとけ脱力したシリーンに覆いかぶさると挑発するように長い脚が絡んできた。
彼女の嬌声が私を高ぶらせ欲望と愛が交錯しながらキスをかわしより深く求めあった。