「そなたには一夜を所望する・・異存はないな?」
念を押すライザール様に艶然と微笑むけど口元はベールに覆われているから見えはしない。ライザール様もベールを取れとは言わなかった。
だから「はい」と応じたら引き寄せられたかと思うと寝台に押し倒されていた。
久々なのに私の身体は彼を覚えていた。貪欲なまでに求めてしまうなんて恥ずかしかったけど、どこかでホッとしている自分がいた。
彼も飢えていたみたいに私を・・私の身体を求めてくれた。我慢したのはお互い様だったみたい。
心を伴わない交歓だったから少し切なくもあったけど・・
心とは裏腹に熱に浮かされたような激しいひと時だった・・