初夜は数日後に控えていた。
私も覚悟を決めねばならないようだ・・・いつか彼女の隣りで目覚めることが出来る日が来るだろうか・・?
あれは私の寝台なのだが・・・な![]()
だが案外彼女とならばやっていいけるかもしれない予感があった。
なんというか会って間もないのに馴染むからだろうか・・?
まるで男あしらいに長けた遊女のようでありながら、初心さも持ち合わせた不思議な女だから興味は尽きなかった。
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暗殺など日常茶飯事のできごとではあったが、彼女は大丈夫だろうか?
いまだに疑いが晴れたわけではなかったが、もう少し様子を見ることにしたのだが、祝宴のために着飾った彼女からは一切の動揺も見受けられなかった。
ほう・・・
見ると細い手首には揃いの腕輪をはめており、昨夜の憔悴ぶりは見受けられなかった。少々可愛げがないが毅然とした女は嫌いではない。
かくいう私も同じだが。
まだ痛みはあったが、弱みを晒す気は毛頭なかった。
もし本物のレイラが同じ目に合えば恐れをなして逃げ出したことだろう。
だから手間が省けたのはありがたかった。
私はハレムを持たないが侍女達を取りまとめるのも王妃の采配如何にかかっていた。
ナメられては仕事に差し障るし海千山千の女達ばかりだったが、彼女ならば難なく掌握できそうだな。