「しばらく見ぬうちに我が娘もずいぶんしとやかになったものだ・・父は安心したぞ」
他人行儀すぎたかもしれないと冷やりとしながらも動揺は押し隠す。
「まあ、レイラったらすっかり淑女になったようね・・王のご寵愛が深いからでしょうか」
口々に喜ぶ両親の姿に罪悪感をつのらせて居たたまれない心地でいたらライザール様に抱き寄せられてしまった。
「それはもう・・レイラほど愛しい女性と出会えた私は幸運だった。そなたらのご息女はまことに素晴らしい。」
王の言葉を聞いたご両親は恐縮したようだった。
「もったいないお言葉・・・ありがたき幸せでございます」
・・・なんかすごく喜ばれてるけど・・・・いいのかしら![]()
いつ偽物だと見破られるか気が気でなかったのにあっさりと顔合わせが終わり豪華な別宅内部へと案内され
すぐに酒宴が催されることとなった。
ついてきたカルゥはお部屋で休憩中よ。
宴に招かれた踊り子たちが踊るのを見たら懐かしさがこみ上げてしまったけれど・・
自然にリズムにのりそうになる体を落ち着かせて豪華な料理もそこそこになんとかやりすごすことばかり考えている今の私に楽しむ余裕なんかあるはずがない・・
ライザール様はというとアリ様のお話しに耳を傾けられながら、
お酒を召し上がっておられた。
私も少しはいただいたけど・・ああ・・いっそのこと酔ってしまいたいわね。
そうもいかないのが辛いわ・・しらふでいないと!