熱い夜も明け里帰りは無事終わり、私達はヒラ―ル宮へと帰還した。
回廊から中庭を見下ろしながらカルゥと戯れるリーシャを眺めていたらライザール様がいらした。
「あいつめ・・すっかりリーシャが気に入ったようだ」
ライザール様の言葉に私はリーシャの足にはまった金環に目をやる。
私の腕にもお揃いの金環がはまっている。
ライザール様から頂いたものよ。
「リーシャもここが気に入ったみたいですわ・・遊び仲間も増えたことだし」
緑が溢れた中庭は小動物もいるし蛇もいる・・かっこうの餌場だった。
「それは重畳。・・どれ・・私達も見習わないか?よいだろう?」
昨夜もあんなにお求めになったばかりなのに・・ライザール様ったら![]()
忙しい方だけど私との為の時間は以前に増して割いてくださるようになっていた。
このまま行くと本当に授かってしまうかもしれないわね・・
ライザール様が私との子を望んでくださったことは本当に嬉しかったけど・・
まだ母になる覚悟があるわけじゃない・・
「不安か?・・親になるのは覚悟がいるだろうからな」
!・・・私の気持ちわかってくださるのね。
ううん・・ライザール様もやっぱり不安なんだわ・・
だから素直に頷くとライザール様が嘆息された。