そうしてスキンシップはしてきた私達だけど、私はまだ未経験だったから実はちょっと緊張していた。
だってしかたないでしょ?もし抱かれてしまったら愛が溢れてルトはランプの精ではいられなくなってしまうのだから・・
火照った体を慰めてくれたのはルトの愛と、そして彼が私のために作った宝物だった。
博物館に展示されてしまうのは気が引けるけど・・![]()
未来でも国が健在ならトップシークレットにできるはず。
それに正しく使えば重宝するものだったわ。
だけどそれも今夜まで、いよいよ今夜ルトに告白するわ。
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部屋を飾り付け、メッセージカードと薔薇の花束、そして指輪も準備万端よ。
この日のためにあつらえた花嫁衣裳に見立てた白いドレス姿で、同じく装いを改めたルトを出迎えてキスを交わした。
「この日を長らく待っていた・・よく頑張ったなシリーン」
私を抱きしめたままルトはこれまでの労いの言葉をくれた。
それは何よりな言葉だった。臣下一同にも認められた夫婦同然の仲だったからこそ誰よりも近くにいた貴方に認められたことが嬉しかった。
「ありがとう・・ルト、貴方の支えがなければ成し得なかったことよ。私は女王をして初めて王だけが担わなければならない孤独と重責を思い知った。貴方もでしょう?」
彼は魔神のタフさで昼夜問わずに駆けずり回りこの国のために労を惜しまなかった。だからこそ今の繁栄があるのだ。
ルトが敷いた盤石さがあったからこそ、女王の施政にはじめは失笑をもらした家臣たちも少しずつ理解をしめしてくれるようになったし、民も受け入れてくれた。
この国の男性が柔軟だったことも幸いしたのかもしれないわ。