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そうだわ!私の中にも愛と欲望があるのなら・・・
たった一晩だけなら解放してしまってもかまわないかも・・
愛には愛を欲望には欲望を・・それが一番だと思わない?
「ならこうするわ・・ちょっと待っててね」
断りを入れた私は手鏡を手に取ると祈りを込めて覗き込んだ。
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愛のライザール様は待ったをかけるか躊躇っておられたし、欲望のライザール様は興味深そうに見守ってらした。
鏡が怪しく光り輝いた瞬間、立ち眩みがしたかと思ったら気づいた時には目の前にはもう一人の私が立っていた。
まるで鏡を覗き込んだかのようにまったく同じ姿だったけど醸し出す雰囲気だったり蠱惑的な表情はまるで別人みたいだった。
「私を呼んだのは貴女?・・楽しいお誘いだといいけど
」
腰に手を当て艶やかな紅をひいた唇で笑みを象った彼女は妖艶なカマルの踊り子そのものだった。
「ほう・・これはこれはなかなか。イイ女じゃないか。どうだ・・今宵は私と楽しまないか?」
さっそく欲望のライザール様が彼女の腰を抱き寄せて口説きにかかるのを見た愛のライザール様が呆れたように嘆息された。
「あら~
素敵~
私は別にここにいる全員とでもいいけど・・?ん~でも貴女みたいなお子様向きじゃないかもね・・ふふふ
」