今回は救いようのない茶番づくしでしたよ![]()
まずは天国からね![]()
南境へと向かう容楽と黎王一行は川をくだります。
そのあとを猛然と追撃する傅ちゅうと林申でしたが・・・
そこへ陳王が手勢を連れ援護に来てくれました。
矢を射かける傅ちゅうの矢を迎え撃ち、卓越した弓術で撃ち落としていく黎王。
しかし戦闘は次に持ち越し、黎王一行は窮地をだっすることができました。
久々の再会のため筏には船頭以外は黎王と容楽の二人だけです。
この直前の馬車の中でのこと・・
思雲陵から回収した玉璽を黎王に手渡す容楽でしたが、「こんなものの為に危険に身を晒したのか」容楽の方が大切だからこその黎王の言葉でしたが、皇帝から託された信頼と愛の証だから、と容楽は言いました。
今回の一連の出来事で容楽のためにプライドもかなぐり捨ててしまった黎王への感謝と申し訳なさがあるのでしょう。
そしてやっと傅ちゅうの追撃を逃れ束の間の安息の時間を迎えたんです。
が!水入らずの二人をよそに狭い筏に相乗りになった蕭可(しょうか)は不満そう。子供な彼女には恋人同士に気を使うという感覚がわからないみたいです。兄の蕭煞(しょうさつ)にもたしなめられてました。
彼女の気を逸らすために「ほら魚がいるわよ」と声をかける泠月は、それとなく気にかけている雅璃(あり)を振り向いたものの、思わず見てはいけないものを見てしまい目を逸らしてしまいました。
この脱出劇の最中、馬車に同乗した時に傷心の雅璃に膝枕をしてあげたりなにかと気を配ってたのですが・・(でも正解だと思う。恋敵とは親しくしておき牽制する方法だから)それは泠月なりの優しさだったと思います。彼女は侍女なのでまず自分よりも相手を気遣うタイプの女性です。こういう人がいるとホッとしますよ。
自分中心の人が多い作品だけにね。
だけどその視線の先で雅璃は以前婚約者のふりをした時に黎王が贈った腕輪を腕につけてたんです。
前の筏で容楽の肩を抱き二人きりの世界を満喫する黎王を見た雅璃は袖から隠し持っていた腕輪を出し「私がいるのに・・」とばかりに身に着けてたんですよ。この後南境に戻るから黎王もあえて気を持たせたままでいるのかも。孫家は大きな勢力を持った豪族?だからね。
泠月に見られたことを雅璃は気づかなかったようです。
黎王と容楽の仲は周知なのに、黎王に救出された雅璃は傅ちゅうとの偽りの婚姻を忘れたいのか黎王に気移りしたようです。
たぶんだけど・・彼女は庇護して欲しい欲求が強いんだと思う。
だからこそ英雄だと信じた傅ちゅうや皇宮では皇后に気に入られるために必死だったのでしょう。
だけど自分可愛さだけなのは相変わらずのようです。
そんな密かに黎王を想う雅璃を目にした泠月も複雑な心境でしょうね。
彼女の主人はあくまでも容楽ですから。黎王の気持ちだってあるのにね。
私にはまったく理解できない女ですよ。健気とはまたちょっと違うじゃない?
や~ね![]()
「釣りをしない?」と無邪気に応じた蕭可の声に陳王は昭蕓のことを思い出して「元気でいるか?」と追憶にひたってました。
川を下りながら背後を気にかける容楽の様子を見た黎王が未練があるのか尋ねましたが、他国から嫁ぎいいことも悪いこともあった地だけに忘れがたいのでしょう。けれど出立は寂しいものではなく最愛の無憂と一緒だから幸せになれるでしょう?と容楽は問いかけます。
馬車の中で玉璽よりも容楽が大事だといい、天下は天の心に適う者がなればいい・・いざとなったらそなたと死を選ぶ・・・と黎王は言いました。
その気持ちに偽りはないのだろうし、容楽への愛も深い黎王だけど・・
だいたい生き残るよね~(別にそれでいいんだけどね
)
この言葉は容楽を喜ばせるというより黎王の誠実さの表れですから穿った目でみないでおきましょう。
もともと野心のない風雅な黎王ですが、今後どう変わっていくのか気になります。
少なくとも黎王は良き施政者ならば自分でなくてもよいと考えているそうです。(でも現実は傅ちゅうや皇太子だからさ
)
黎王と容楽は筏の上でず~っと手を握り合ってましたが、両親から託された想い、国民の信頼を得て必ず共に国を立て直す時がくる・・と黎王は語りました。
「この先どれほど苦難があろうともけっしてこの手を永遠に離さない」と約束を交わす黎王に、容楽も「どれだけ道が険しかろうと永遠に貴方と共に歩み続けるわ」と誓いました。
珍しく口元をほころばせた黎王は愛しそうに容楽のこめかみにキスを贈りました。
その腕の中で容楽は「少しでも長生きして貴方の傍にいたい」と祈る思いでいました。
容楽が中山を脱出した報はすぐに容斉の元にも届きました。
容楽が選んだ黎王が彼女を救ってくれればいいな・・と容斉はひとりごちました。
そして母親から届く薬を飲まずに茶を飲む容斉。彼、生き永らえるつもりないんだろうね。
母親が調剤できるとも思えないし符鴛が白狐聖女を捕まえてたりして~だから容斉がいくら探してもいないんじゃないの?
もしくは森閻宮を脱した時に火傷してしまい、その時に白狐聖女に助けてもらった過去があるのかもしれないなあ・・・実は弟子だったのかもね。いかにもありそう・・・彼女が消えたから代わりの弟子にするために幼い蕭可を連れ去ったのかも・・
思ったんだけど・・傅ちゅうを立ち直らせるのは母親の苻鴛だけと書きましたが・・
前回黎王が捕まった時復讐にもえる傅ちゅうに対し、「お前の母親のせいで秦家は一族郎党処刑されたんだぞ!」と一方的に被害者ぶる傅ちゅうに憤ってました。容楽が秦家の娘ならば傅ちゅうは仇とも言うべき立場です。
傅ちゅうのすることなすことって全部裏目にでてるけど、最大の過ちがそこだと思うんです。
だけどもし恩讐を捨てた容楽が傅ちゅうを許せば、彼もまた救われる可能性はありますよね。
最愛の女から家族奪った原因を作った女の息子だとしたら悲惨だなあ・・
しかも今回「え?」って思ったのがどうやら苻鴛の生存を傅ちゅうは知らないようなんですよ。
もちろん林申は知ってるでしょうが、復讐心を煽るために肝心なことを伝えてないようです。もし真実を傅ちゅうが知ったら傷つくだろうなあ・・
そしてここからがまた別の地獄・・嫌だと思う方は読まなくても大丈夫です。
今回はもうやだな~~っ
て思いながら視聴しました。
・・以前容楽が蕭可を訪ねた時、亡くなった子を抱き錯乱した女性と遭遇したのですが・・(この時点で皇太子の悲劇後です)
その女性が将軍府の門前で兵士に引き立てられてきたんです。
亡くなった子を手放さないことに焦れた兵士が彼女を足蹴にしてしまいましたが・・
あの時は常堅の報告にも耳を貸さなかった傅ちゅうでしたが。その耳に「ちゅう」(傅ちゅうと同じ名前)と子の名を呼ぶ悲痛な母親の声が聞こえてきました。
兵士達は立ち去りましたが、母親は泣き崩れて我が子を抱いて離そうとしません。
そんな母親に自分の母の姿を重ねた傅ちゅうは突然幼児退行して、彼女を「母」と呼び生きていたのですね!と無我夢中で抱きしめました。
これまで錯乱していた女性も正気に返り「あんたなんか知らない」と恐慌をきたしそうになりましたがあまりにも悲痛に母を慕う姿になにがしかの共感を感じたのか大人しく傅ちゅうを抱きしめてやっていました。母性のなせる業でしょうか。
そんな彼女に対し「もし母上が生きていたら私もこうはならなかった!」と怪物になってしまった自分を嘆く傅ちゅう。
かつて痕香が傅ちゅうに対し「愛し方がわからない」と訴えていました。愛されたことのない傅ちゅうもですよね。あるのは幼稚な執着だけです。
痕香もひとまず去り、容楽も去ってしまった今、傅ちゅうの心の支えはもはや復讐だけでしたが、黎王という脅威があったとしても復讐を成し遂げても彼に何ももたらさなかったようです。
虐待された過去を持つだけに根は深そうですが、壊れた男は雨の中母の腕に抱かれて束の間の安息を得ていました。
だけど・・苻鴛は生きてるし・・むしろ容斉は苻鴛の息子として皇帝までになってるのにね~兄弟だって知らない可能性も出てきましたね。
父の愛は黎王に奪われ母の愛?は容斉に奪われたって感じるだろうなあ。
でも傅ちゅうは幼いながら「子供を返して!」と泣きながら訴える母の姿を覚えていたらしく・・・今の符鴛みたら戦慄するかもね。
ママ美化されすぎかも~![]()
そしてここまで傅ちゅうが追い詰められた事件が皇宮で起きてました。
まずは結論から。元皇太子夫妻が林申に切り捨てられました。
原因は傅ちゅうが玉璽を入手し損なったからです。
証となるものなのでこれがないと家臣はもちろん民も納得しません。
傅ちゅうが苻皇后の嫡男だったとしても、いまだに立場は家臣のままです。
そういう事情があったため、という建前で林申は容赦なく二人を切り捨て私怨を晴らしました。
実は地獄なのはその直前のこと。
父親の皇帝と再会した皇太子は精神崩壊したかのように錯乱状態になってしまいました。いわゆる幼児退行してしまったんです。(こいつもなのよ。見てて辛かった
)
様子を見に顔を出した傅ちゅうを「父」と呼びよく勉強して詩を暗唱できたら飴を父上からもらった・・と無邪気に語る皇太子の姿に、かつて完璧に暗唱しても一度も褒めることはもちろん、愛された覚えのない傅ちゅうは皇太子の姿に我が身を重ね、神妙な面持ちになります。
かまって欲しがる皇太子の相手をしていた傅ちゅうでしたが、そこに林申が皇太子妃を連れてきたことで状況は一変、もはや戦意すら失ったかに思えた皇太子にすっかり油断していた傅ちゅうでしたが、目の前で妻を斬られたことで正気に返った皇太子の憎悪は傅ちゅうに向けられました。皇太子妃のかんざしを手に傅ちゅうに忍び寄る皇太子でしたが、傅ちゅうに一矢報いたものの、突き飛ばされた拍子に林申の剣が刺さり絶命しました。
現時点で皇太子の命を奪う気のなかった傅ちゅうは動揺しますが、玉璽がないからこうなった。お前は油断した、私が声をかけなければこいつにやられていた。と鬼畜論を展開して煙に巻く林申。
皇太子夫妻が亡くなったのを目の当たりにしてしまった皇帝は驚愕の眼差しで声なき叫びをあげていました。出来が悪くても息子を愛していたから当然ですよね。だけど親の寵愛が偏ったのが原因ですから。
傅ちゅう自身、「私のせいじゃない」と責任転嫁する弱さがあるけど・・あんたが選んだのは死屍累々の山ができる修羅の道だよって言ってやりたい。愛なんか語る資格ないよ~~
皇太子夫妻が亡くなった後、復讐を遂げたのに満たされることなく、容楽に捨て去られた傷も癒えないまま失意の傅ちゅうは雨の中を彷徨い、はじめて容楽と出会ったお膳立てした襲撃の舞台となった橋へと自然と足が向いてしまったようです。
最初の出会い方を間違えてしまった・・その後悔の念もあるのでしょう。
同じ親を持ち兄弟であるのに明暗が別れてしまった恨めしさ、光溢れる黎王への憎悪、一体自分と何が違うのか延々考えたんだろうなあ・・雅璃のように復讐しない選択肢があるのが受け入れられない傅ちゅうには常に復讐一択ですからね。容楽への愛が惑わせても彼は変わらないしなぜ愛してもらえないのかもわからない。
欄干から見下ろすとちょうど雨に打たれた空の船が通り過ぎるのが見えました。
あの時傅ちゅうは船上で酒を愉しみながら戦う容楽を見物していたのも遠い昔のようです。
利用して篭絡するはずの手駒に心を奪われてしまうことになるとは思ってもみなかったでしょう。
甘美な敗北だったのが、今となっては悲しみと絶望しかありません。
まるで彼の心同様のどしゃぶりの荒れ模様の空も悲し気に見えます。
「今、君は幸せに暮らしているだろうか・・?」と答えなき問いかけをする傅ちゅう。うん、チミが黎王奪わなければね~![]()
そうしてとぼとぼ将軍府に戻って来た時にあの悲しい母親に出会ってしまったんです。
それにしてもなあ・・これは雅璃にも共通してるんだけど・・結局その好きな相手の笑顔に惹かれてたとしてもその笑顔を引き出せるのは自分ではない相手なんですよ。
雅璃は立場上黎王を見知っていただろうし、父親も将来は夫婦にしたいと画策していたわけですけど、その当時の黎王は不愛想で心を閉ざしたこじれためんどくさい男だったので彼女も興味を持てなかったのでしょう。
それが容楽と出会い「愛情をかわす」喜びを知ったことで黎王は劇的に魅力的な男性になりました。その途端相手に関心を寄せるのってどうなの!?って思いますよね~
黎王の魅力を引き出せるのはもちろん彼が本来持つ気質もありますが、やっぱり容楽の存在が大きいし、容楽が魅力的なのも黎王への愛ゆえです。
だけど雅璃も傅ちゅうもその笑顔に魅了されても指を咥えて見ることしか許されない立場なんですよね。
なのにグイグイ行ける図太い神経がある意味羨ましいですよね~
困った連中ですよ![]()
そして今回は朝議で締めくくりました。
皇后は皇帝の名代としてもはや請われるままに傅ちゅうの顔色を窺いながら、彼を皇族の身分に戻し皇帝に指名しようとしましたが・・・
しかも宗政無ちゅうに改名ですよ![]()
そこで楊惟(ようい)が待ったをかけます。
先にも触れた通り身分の復活や皇帝になることは簡単ではないため、遺詔も玉璽もないまま強硬すれば皇帝の他の息子達の反発を招くことを言及した上で、衛国大将軍として誉れも大義も弁えており民の信も篤い傅ちゅうならばと持ち上げつつ、まずはとりあえず皇太子の身分で摂政王になり乱れた国をまとめる方が良いと提案したんです。
あえて建前を押し通すことで傅ちゅうも否とはいえない状況にもっていくなんてさすが~~
皇太子の亡くなった今となっては傅ちゅうにはまだ後ろ盾がない状態ですし正攻法でこられたら従わざるを得ませんからね。(策謀は得意だけどね)
派閥がある以上傅ちゅうも他の皇子たちを擁立されては面倒ですから。
黎王も信を置く忠臣だけあるなあ・・楊惟は生き残って欲しいですね。表立ってあえて反発せずに堪えしのぎ雪解けを待ち黎王の帰還を待つタイプ。
傅ちゅうはとりあえず皇帝にも皇太子にもならずに摂政王となり、南境の黎王を倒すと家臣の前で宣言しました。