だけど・・
「私も賛成ですわ。でも貴方と触れ合う時間は大切にしたいわ。
子供がいてもいなくてもね」
昔は王の閨に侍れる女には年齢制限があったんですって・・
ライザール様は撤廃なさったけれどね。
それに子作りじゃなくてあくまでも夫婦の仲を深めるためのコミュニケーションの一環だもの。
年を取り女として見てもらえなくなる瞬間がいずれくるかもと思えばやはり辛いけれど、ライザール様は笑顔で応じてくださった。
「ああ・・そうだな。妻としてのお前も母としてのお前も変わりなく私の愛を捧げよう。」
――嬉しい!ライザール様![]()
キスをかわしたあとちらりとサイドテーブルの上に載せたままだった手鏡を見るとなんの変哲もないただの鏡だった。
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手を伸ばして鏡を覗き込むと背後から私を抱き寄せたライザール様と鏡越しに目が合った。
その顔は輝き愛に満ちていて、私の心も満たされてゆくのがわかった。
そして実感する。確かに私の愛と幸せはこの場所にライザール様とともにあるのだと。
愛は花と一緒ね。毎日のお手入れと水やりが大事なんだわ・・
だけど構いすぎても枯れてしまうからやはりバランスが大切なのだろう・・
いずれもっとゆったりとした関係に落ち着くんでしょうけど・・
まだまだ恋人気分を満喫したいからそれはずっと先の話ね。
今は私達だけの時間を大切にしたいから、そうでしょう?ライザール様。
倦怠期かもって不安になってしまったりしたこともあったけど、私達は互いを信頼しあえる良いパートナーだわ。
貴方は私の一番の理解者だし私もそうありたい。
これからも愛してるわ
イザール様
終
