今回も見どころ満載でした。

まずは傅ちゅうと容楽ですが・・

 

「私達の婚姻は偽りなのよ。まだ私を利用するの」と拒絶する容楽。

 

容楽に怪我をさせたことは痛恨の極みだったとはいえ許しを請うも心の距離が縮まることはなく、妻なのに他人行儀な容楽を前に成すすべもない傅ちゅうでしたが、「出て行って一人になりたい」と会話を打ち切られてしまい呆然としていたところ、突然容楽を頭痛が襲い昏倒してしまいました。

 

こんな罰は耐え難い・・と眠る容楽を見つめる傅ちゅうの眼差しは愛する彼女に語り掛けます。

 

もし目覚めるなら私を愛さなくても構わないしここから離れて自由になってもいい、恨まれようと私は構わぬ、と・・

 

そのまま三日間昏睡続ける容楽を食事もとらずに献身的に傅ちゅうは看病することに・・献身的な看病の甲斐あってといいたいところだけど・・

 

夢の内容が彼女を目覚めさせたのかなって・・

 

その容楽ですが、おそらく真実が垣間見える夢を見ていました。

記憶の混濁で時折見える風景がより鮮明に浮かぶ夢です。

 

それは以前探索した秦家で幼い少女二人が秘密のドアを開けるためのカラクリが仕掛けられた石畳に竹筒で水を注いでいる光景、

 

そして大人の女性とともに勉学に勤しむ二人の少女の光景でした。

 

それはいつか容楽が秦家の秘密の部屋に侵入した時に見た掛け軸の画(女性と子供二人)を彷彿とさせる光景だったようです(絵が微妙すぎてあの時はわからなかったけど、たぶん母親と姉妹だと思う)

 

そして突然目覚めた容楽は、傅ちゅうが寝ずの看病をしていたと聞かされますが、眠っていた彼女にとってはまだケンカした直後の心情だったこともあり、彼が握り締めていた手を振りほどき冷めた目で傅ちゅうを見返すだけでした。

 

感謝されることを期待もあったのかもしれませんが、心が隔たったままの状況を受け入れた傅ちゅうは侍女達に容楽の食事の世話を申し付けてその場を後にしました。

 

それに何より容楽は夢の内容が眠っていた記憶なのかもしれないと気がかりだったのでしょう。沈魚に相談したところ「もう一度秦家を訪ねてみては?」と勧められたこともあり、深夜に将軍府を抜け出し再訪することに・・

 

しかし先客の姿がありました。互いに黒装束でしたが相手は女性で顔は面沙で覆われていて不明です。(でも痕香だとまるわかり。むしろ最初に面紗姿みてるからよりわかりそうじゃない?)

 

影から様子を窺う容楽の前で痕香は例の庭石に秦家ゆかりの幻の酒「十里香」を注ぎ、さらに両手に持った二つの竹筒を同時に石畳に注ぎ入れ、仕掛けを作動させたのです。

 

秘密の部屋が開き中に入っていく謎の女を追いかけて薄暗い室内に入った直後待ち構えていた痕香と戦闘になった容楽でしたが、物を倒しまくり謎の女は逃げ去りました。

 

このことからやっぱり痕香は秦家の娘で容楽とは姉妹の可能性が高いと思われます。でももしそうなら痕香も「山河志」を探しているのかもしれません。

 

なにより仕掛けを動かしていたことから彼女は記憶を保持しており、行方不明の姉妹を探しているのかもね。でも仮に姉妹ならどっちが姉なのかなあ・・?

 

それにもしそうならえぐくない?傅ちゅうと痕香が肉体関係あるかははっきりと描かれていないけど二人の態度から私が勝手にそう思ってるだけとはいえですよ!

 

もし姉妹なら片方遊びで片方本命って最悪な設定じゃん!姉妹丼は最低!!傅ちゅうがそのことを知っていてわざと痕香を容楽の身代わりにキープしてるならもう絶対許しがたいけど・・まだそこまではわからないなあ・・

 

容楽も痕香も互いの正体には気づかずに、モヤッとしたままそれぞれの仮の居場所へと戻りました。(将軍府を終の棲家と思ったこともあった容楽は無邪気すぎた。私には居場所はない、と沈魚に言ってました)

 

沈魚って秦丞相の娘とか言ってたんでしたっけ?もし容楽と痕香が姉妹なら成りすましてるだけってことになりますよね(それか別腹の姉妹)

 

以前流れていたEDで黎王の前で容楽に小太刀を突きつけてるシーンがあったし、やっぱ沈魚もどっかの密偵なのかもなあ・・

 

痕香と容楽にもやはり絆はあるようですが、まだ互いに気づくまでには時間を要するようです。辛うじて謎の女の顔からはぎ取った面紗が容楽の手元に残されただけでした。

 

将軍府では容楽の姿がないことで「もう戻らないのでは?」と傅ちゅうが妻の帰りを待ちわびていましたが、戻った容楽は相変わらずそっけない態度のままです。

 

そんな彼女の態度を責めることなく、傅ちゅうは清涼湖で出会った鎮北王が茶会の席を設け招かれたので「妻」として同伴して欲しいと頼みます。

 

半年間経てば国に戻れると言った兄、容斉との約束もあったため、「妻としての義務は果たす」と容楽は言い同伴を了承しました。(でもHはお預けだから夫泣かせの女だよ滝汗

 

二人の間に「約束」しかないことに落胆する傅ちゅう。いくら情に訴えても容楽の心には届きません。体面を重んじたいと言った傅ちゅうに対し譲歩を見せたので引き下がるしかありませんでした。

 

そして招かれた場所がなぜか攏月楼って・・自分の店じゃん!

わざとなのか本当に知らなかったのか・・鎮北王は腹の底が読めない男のようです。

 

鎮北王は肩書ではなく無礼講で名前で呼び合おうと提案しましたが、傅ちゅうという名は(不忠)と音が同じらしく代将軍に失礼だから、と彼だけは将軍と呼んだほうがいいだろう、と言いました。

 

さらに黎王とあの場を去った容楽に対し、黎王夫人だと思ったがまさか将軍の妻だったとは・・とも言いました。

 

ね、腹の底が読めないでしょ。軽口をたたき相手の反応を見つつ空とぼけたなかなか食えない男みたいね。

 

そして鎮北王が宸国から持参した特別な茶を手ずから淹れ振舞われましたが・・

 

茶の場に貴賤はなく楽しめる場だからといい、一口味わった容楽でしたが

 

露水で沸かした湯で淹れたらよい、と助言をしました。(あれじゃない?花不棄で朝露を葉っぱからかき集めてたシーンあったじゃない?)

 

 

天然水は生憎と持ち合わせがないと残念がる鎮北王に傅ちゅうが「若店主にお願いしては」と助言をします。

 

実は容楽の店だったと知り驚く鎮北王でしたが、「ここはお二人の思い出の場所なのでは?」と地雷を踏みまくる~~やめなさい!ってかお前わざとか!?

 

聞いてて怖いから~~ほら笑ってないでしょ二人とも~~~滝汗

 

さてはこいつ無邪気さを装ったナチュラル無礼君か!?

相手の触れて欲しくない弱みを会話から探るなんて怖い子!!

空気読まずに笑顔で地雷踏みまくる人ってなんなんだろうね、バカなの!?

 

黎王との思い出しかない容楽は居たたまれずに、鎮北王の許しを得て露水を沸かすために中座しようとしましたが、そんな彼女を呼び止め怪我をした妻を気遣い自分が用意しようと傅ちゅうが申し出ましたが・・・

 

え~~なんかあったら困るし~(いくらなんでもそんなバレバレのことはしないだろうけどコイツはさらに信用できないもんな)

 

鎮北王と二人きりになったのを見計らい、改めて援軍が遅れた詫びと、妻を助けてもらったことに礼を述べる傅ちゅう。

 

そんな傅ちゅうに対し、あの時居合わせた者に礼をすべく茶席を設けたのだと打ち明けた鎮北王でしたが・・

 

え?それって黎王もここに来るってこと!?と遅ればせながら気づいた傅ちゅうは容楽と黎王を会わせたくないため「妻の様子を見てまいります」と断りをいれ中座して厨房に向かいました。

 

黎王のことでも考えていたのか湯が沸いててもぼ~っとした容楽は気づかない様子でしたが、そんな彼女を背後から見つめる黎王の姿が・・無言のまま彼女を見つめる黎王の眼差しは和らいでいるようです。

 

 

けれど反対側からは傅ちゅうが妻を見つめる黎王に気づきます。二人の男が牽制しあい容楽を見つめますが物思いに沈む彼女は気づきません。

 

しかし湯が沸いてることに気づき鉄瓶をとろうと手を伸ばした瞬間、傅ちゅうに名を呼ばれ振り向いたひょうしに袖が鉄瓶を倒してしまいました。

 

火傷をしては大変と咄嗟に手を伸ばした傅ちゅうが素手で鉄瓶を受け止めましたが・・どう考えても火傷必須ですよね。

 

なのに傅ちゅうは悲鳴すら出さずに、平然と鉄瓶を戻したんですよ。

 

無痛症だったりして・・・滝汗

 

彼の関心は容楽の視線から遮るように回り込み黎王に気づかないようにすることにありました。

 

さすがの容楽も鉄瓶の取っ手(木材か竹)を掴み傅ちゅうの受け止めた鉄瓶をどかして怪我の様子を見ようとしますが・・傅ちゅうの手を掴んだ彼女を背後から黎王が見て気が気ではない様子。

 

その黎王の嫉妬の眼差しを感じて満足そうなすまし顔で容楽の手を握り「大丈夫」だとことさら夫婦愛を見せつける傅ちゅう。

 

しかし帰りが遅いため様子を見に来た体を装った鎮北王が顔を出し、気まずそうに視線をそらし立ちすくむことしかでない黎王へと声をかけたことで、傅ちゅうの背後の黎王に容楽も気づいてしまいました。

 

平然と黎王に拝謁する傅ちゅうと動揺しながらも拝謁した容楽の「見られたくなかった」とでも言った後ろめたそうな表情を見て笑みを浮かべる黎王。

 

背を向けながらも背後の黎王を窺う容楽は離れ難く思ってるのでしょうか。

 

しかし夫の権利で傅ちゅうは容楽とともに慌ただしく帰ってしまいました。

 

帰る間際鎮北王の部下から容楽へと箱が手渡されました。

代わりに受け取ろうとした傅ちゅうを止め、主から容楽様に渡すよう申し使ってます、と言葉を添える部下。

 

そんなやりとりの後、傅ちゅうは鎮北王について言及しました。容楽と価値観を合わせたかったのでしょう。鷹揚に見えて危険人物であり腹の底が読めないから付き合いは慎重にしなければ・・と言いさらに鎮北王に言われた一言が胸に刺さったと続けます。

 

「戦場では何事にも動じなかった私だが、容楽への情で心が揺らぐ」と弱点を見抜かれてしまったようですね。

 

確かに・・初対面に近いのに「なにが苦手」か当てる人って嫌いかも。

 

だって相手の苦手なものを知ってどうするの?って思いません?たんに気配り上手で苦手なものをよけてくれるなら親切かもしれないけど「弱みを握った」と考えてるならそれは悪意あるでしょ。

 

傅ちゅうは言います「死に瀕しても動揺しないと思っていたが、私を進退窮まらせ動揺させる存在がこの世にいたとは私の方が驚きだ」ってさ

 

容楽のなにがそこまで彼の心に訴えるのかは謎ね。

 

たぶん外面が良すぎて、評価高い男の本性(抱えた心の傷)を琴の演奏を聞いただけで見切った初めての女だからかもね。

 

二重人格な人ほど知られたくない本性見抜かれたら相手に関心持つかも。男が相手なら敵になるけど美女なら「自分の理解者」と感じて全力で手に入れたいと思うかも・・・

 

 

 

一方将軍夫妻が去り、黎王と鎮北王は差し向かいで茶を飲むことに・・

 

偽善者には偽善で応対するが正直な相手には腹を割って話そう、と鎮北王はいい打ち解けた様子ですが・・婚姻での同盟とは別に目的があったようです。

 

実は養民変法を実践すべく、鎮北王も山河志を探しているようです。

 

しかし山河志はそもそも雲貴妃と秦丞相が心血を注いだ遺品でもあるため格別な思い入れがある黎王にとってもおいそれとは語れないものでした。(そもそもまだ発見に至ってないし。そのせいで漫夭の信頼を損ねたし~)

 

山河志は欲しいが略奪も独占もする気はない、と鎮北王はいいましたが・・

 

どうなのかなあ~彼がどのような人物なのかはまだわかりません

それこそこっちの出方次第の男なのかもしれないですね。黎王はまっすぐだけど傅ちゅうは打算的だから苦労しそう・・

 

民を想う心と同時にその言葉を永遠に忘れるなと黎王は釘をさしました。

 

陳王は皇帝に郡主と結婚したいと言いそびれてしまったのが響いてきそう・・

 

黎王に会いたかったのは郡主が元気かどうか確かめたかったって下心が鎮北王にあったと思うしもっとちゃんと釘させばいいのに~~

 

手に入れなくても愛することはできる、と自分に言い聞かせるように言い鎮北王を諭しましたが、それに対し鎮北王は「貴方が後悔しないことを祈ろう」と言いました。

 

人妻に片思いしながらそんな綺麗ごと言うなよ~~滝汗

ただ黎王と容楽は相思相愛でやせ我慢だけど鎮北王は片思いだからね。違いはある。

 

ただそれもね~他に慕う相手がいると知ってて奪う人もいるからなんとも。

 

鎮北王の想いは郡主にとっては有難迷惑ですよね~

だけどさらに面倒な事態が裏でも勃発してた~~滝汗

 

鎮北王の嫁選びに花見の宴を催すことにした皇帝は、皇后に「雅璃はどうかな?」と尋ねますが・・いずれ皇帝になるかもしれない黎王とお気に入りの雅璃の結婚が実現すれば自分の将来安泰だわ~~」と考える皇后は「黎王とあの娘は慕い合ってるから気の毒では?」とさりげなく反対します。

 

そして大人の思惑で郡主ちゃんが悲劇に見舞われるのか・・・気の毒にあせる

 

その雅璃は傅ちゅう会いたさに黎王に「宴に一緒に同伴させてほしい」と頼み、黎王も「わかった」と応じました。

 

お互いのパートナーに熱い視線を送る四角関係か・・は~~やれやれ

 

前途多難だわ~~滝汗

 

 

さらに鎮北王が容楽に贈った小箱の中身はお酒だったみたい。飲めないのに気が利かないですね~と嫌味を言う泠月だったけど添えられた紙が本当に容楽へと渡したかったものらしく・・ただ一言「憂いの解けんことを」と書かれていました。

 

そしてもう一人の憂える女が一人・・皇太子と酒を飲む痕香でしたが、実は傅ちゅうの為に皇太子が設けた席だったらしく、遅れて来た傅ちゅうに小言をいう皇太子に対し「妻が心配だったので」とすまし顔で傅ちゅうが言った途端盃ではなくとっくりからそのままやけ酒煽りだした痕香の嫉妬する顔が怖すぎた・・・滝汗

 

薄情男好きになったら酒でも飲まないとやってられないんだろうね