男尊女卑だったルーガンで女性の地位向上を目指したけど叶わなかった。

 

その意味ではこのシャナーサでも女性の地位は低い・・そう思っていたけれど改革派のライザール王は古い因習を撤廃して女性にも学びの機会を与えようとしていた。

 

でもルーガンでの振舞いがあったせいか、ライザール様は私が逸脱しないか不安らしい。

 

私を監視下に置くことにした王相手に素直な気持ちになれそうもなかったのに・・

 

強情な私に辟易したのかライザール王は余裕の笑みをたたえた

まま冷徹に言った。

 

「どうやらお前にはお仕置きが必要らしい・・」

 

やっぱり・・男なんて・・皆同じなんだわ・・!

 

だけど私の拒絶反応を見た王は私の傷を知ってしまったようだった。

 

「すまない・・軽率だったようだ。今のは私が悪かった。無理強いはしない、ゆっくりと静養されるがいい」

 

 

そう言って私の頭をそっと撫でる様はまるで雛を労わる親鳥のようで急に気恥ずかしさを感じてしまった。

 

なによ・・調子狂うじゃない・・

 

ヴィンスからなにか聞いたのかもしれない。そう思えば居たたまれなかったがライザール王はなにも問わなかった。