私の愛も欲望も官能も他の誰かとわけあうことなどできはしない。
全てライザール様に捧げたいの。
男女の仲は壊れてしまえばそれで終わり・・その覚悟でもって私はライザール様を選んだのだから。
だから後悔はしないわ・・
初めて抱かれた時は互いに心を覆い隠していた。
私はジェミルのためというふりをして貴方を求めていたし、貴方はジェミルのために身を投げ出した私を抱こうか抱くまいか葛藤されていた。
本当の貴方はとても公平で寛容な方だったから。
それでも劣情を覚えてしまった私を抱いてしまい激しく後悔された。
もしそのせいで私とジェミルの仲が壊れたらと大人げないふるまいをしたことを恥じていた。
貴方にそんな思いをさせてしまったなんて。
そして同時に私はジェミルのことも傷つけてしまったのね。
全ては私のあいまいな態度が招いたことだった。
男達を手玉に取って翻弄できるとしたたかに振舞っていたけど
本当の私はただの臆病な女でしかなかったのに。
だけどこんな私に貴方は心をくださったでしょう?
嬉しかったわ・・・とっても。
貴方を愛さずにはいられないわ‥ライザール様。
貴方になら心を全てさらけ出すことができる。
だから感じて欲しい本当の私の気持ちを・・
素肌に触れる貴方の唇も巧みな指先も私をすべて暴いてゆく
「随分感じやすいことだ・・愛するお前には私をもっと感じて欲しい」
あっ・・・ダメ![]()
敏感な耳に囁かないで欲しい・・
だってしかたないでしょう?心から好きな方に抱かれるのは初めてなんですもの。
貴方がくださる羞恥も興奮もすべて享受したい。
こんなに気持ち良いなんて知らなかった。
溢れて止まらなくなりそうな激情が迸るのを感じながら、まるで
生娘みたいな初心な反応を返す私を満足そうに見る貴方の瞳にも情熱が灯るのが見えるわ。
私がずっと見たかった貴方の顔よ。
もっともっと私の知らない素敵な貴方を見せて欲しい。
私達の間に芽生えた絆はかけがえのないものだから。
闇が晴れて貴方の笑顔を見た瞬間、愛が芽生えてしまったの。
身を引こうと思ったこともあったけど、貴方は諦めないでいてくれた。
そして私に手を差し伸べてくれたでしょう?
貴方の大きな掌の温もりはずっと私が欲していたものだった。
私はもう小さな女の子じゃないし、貴方を抱きしめて温もりを分け与えることだってできる。
だから二度と離さないわ・・
愛しています‥ライザール様![]()
終![]()
