「お前の心を試し卑怯なふるまいをしたことを後悔したが、あのまま忘れることはできなかった。お前の置かれた立場を考慮すべきだった。傷つけてしまいすまないと思う。それでも私はお前を愛しているし妻としてこれからも傍にいて欲しい」

 

ライザール様・・そんな風に思ってくださるのね・・

 

「私の方こそごめんなさい。男なんてみんな同じだって思ってたけど貴方は違うとどこかで信じたかった。貴方を誘惑しながら誘惑に負けないで欲しいと願っていた。でも同時に貴方に抱かれたいとも思った。もっと違う形で出会えていたらどれだけよかったかって思ったけど・・密偵をしていなかったら貴方に出会う機会もなかったでしょう?そんなジレンマをずっと感じていたのよ」

 

本当は身体も心もライザール様を求めていたのに・・

だって初恋ですもの。

 

それでも諦めなきゃいけないって思った時は絶望を感じたけど、

貴方が歩み寄ってくださってまたこうして迎えてくださってどれだけ感謝しているか。

 

「ねえ‥ライザール様、私を貴方だけの女にして・・」

 

ねだるようにそう言ったらライザール様の雰囲気が変わった。

まだ妻になったわけでもないのにはしたないと思いにならないで、だって今すぐ貴方が欲しいんですもの。

 

「ああ・・・。私を選んだこと後悔はさせないと言っただろう?本来なら結婚までお預けといいたいところだが私もお前が欲しい。

お前は私だけの女なのだから」