ルトはこの場所にこの国の真実が隠されていると信じて何度も探索を試みていた。だけど上手くいかなかったのはたぶんピースが欠けていたから・・

 

その一つが私だった。

 

私の居た塔のことはこの街で密かに囁かれていた噂にすぎなかった。

 

数百年間にわたりささやかれた伝説・・

 

だけどルトは幻の塔を探して洞窟を根城にして探しあてた。

そして私を虜にしてこの場所へと導いたのだ。

 

私達は互いに必要としていた。

 

私は生命の証明(あかし)のため、そして彼を導く照明(ひかり)になれる。

 

貴方は王としての証を手に入れ私の心に光をくれた。だから私も共に歩む。

 

これは正当な等価交換・・

 

「さあ・・行きましょうルト・・」

 

「ああ・・行こうシリーン」

 

私達の気持ちが一つになった瞬間閉ざされていた門が招くように開かれた。