ルトだから・・彼だから触れ合いたいと思った。

 

彼に初めて抱かれた時「初めて招いた男だから」と言ったことで誤解を招いたのかもしれない。

 

「私は貴方が好き・・ルトだから抱き合いたいって思ったのよ?」

 

それだけは信じて欲しかった。

 

しばし私を見つめたあと、ルトは「ああ‥俺もだ」って言ってくれた。

 

「好きじゃなくても抱けるが・・だが俺はあんたにどうしようもないほど惹かれてるんだぜ?それは信じて欲しい」

 

好きだからこそ不安だって芽生えるし確かめ合いたいと思う。

疑うのは簡単だけど信じるのは容易ではない。

 

人の心が織りなす複雑な心の機微・・

それは私を大きく変化させるものだった。

 

これが汚れていくということなの・・?

 

ルトに尋ねてみたらルトは苦笑して言った。

 

「いや、あんたのは「成長」っていうんだ。確かに純潔じゃなくなるわけだがまあ人ならば誰でもたいがいは通る「通過儀礼」ってやつだ。俺もあんたに出会うまでにいろいろな女に会って磨かれたんだぜ?・・って妬くなよ・・いやまあ気持ちはわかる。

 

俺だってお前が他の男に磨かれたら許せないからな。あんたは俺が磨いてやるから・・こんなに本気になったのもあんたが初めてだぜ‥イツハ」

 

――ルト貴方は私に心をくれるのね・・でも‥私は・・