ならなおのこと早く休まなくっちゃ。

下界のヒトは私と違って不老不死じゃないのだもの・・

 

「遠慮しないで・・ルト・・私なら平気よ」

 

そう言って腕を引いたら「俺が平気じゃねえ!」って慌てたようにルトは言ったけどニコリと微笑みかけたら大人しくなった。

 

笑顔が魔法って本当ね。

 

寝台の上で身に着けていた服を脱ぐ。それはある種の夜の儀式だった。

 

だけど今度こそルトに止められてしまった。

 

「待てあせる!それ以上脱ぐな!俺だって我慢してるんだからな!あんただって初対面の男に襲われたくなんかないだろう?」

 

襲う・・それはもしかして・・

 

不毛な砂漠だけど生き物がいないわけではなかった。

「弱肉強食」というものがあるのだということを私は知っていた。

たった一つしかない命を奪い合う・・それは小さな争い・・

時には人同士でも見受けられる光景だった。

 

「私は貴方を食べたりしないから安心して・・」

 

そう言ったらルトは髪をくしゃりとかきながら言った。

 

「いや食うのはむしろ俺っていうか・・いや・・まあなんだ。服は着ておいてくれ‥頼むからあせる