「ふ~ん・・なあ魔女さん・・いや、姫でもいいが、もしかして男を見るのは初めてかい?」
なぜわかったのかしら?
不思議に思いながら頷くと、男は顎に手を添えると言った。
「なら無理もないか・・。さっきあんたは俺のことを人さんと言ったが、それはずいぶんざっくりした言い方だぜ。いいか、人にはそれぞれ個体に名があるんだ・・名前という」
そうなの?ならばぜひ聞きたい・・
「俺は「ルト」だ・・もちろん世界は広いから探せば同じ名前のヒトや生き物はいるかもしれないがな。・・で、あんたにも名前があるなら教えてもらえるかい?姫さん」
私の名前・・それは
それはけっして明かしてはいけないと「店主様」に言われていたことだったけど・・
いいわ‥貴方になら教えてあげる
「私はイツハよ・・ルト貴方に会えて・・・・」
私にはなんと表現すればいいのかわからなかったから彼をじっと見つめた。
気づいた時には唇を塞がれていた。息が出来なくて少し苦しい・・
だけど不思議なほど不快じゃなくて・・もっと好奇心が疼いてしまった。
じっくりと口の中を彼にさぐられて・・なんだか身体が熱くてしかたなかった・・
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この感情は・・なに?