やがて夜が来て辺りの様相は一変した。
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鼻をつく香辛料や香料の香りが交じり合うさながら異国情緒漂うまるでアラビアンナイトの世界さながらの夜景が広がっていたのだ。
様々な者達が忙しなく行きかうバザールの片隅で様子を窺っていた私もやっと行動を起こすことにする。
いわれなくお尋ね者になったみたいだからそうするしかなかったけど・・
いかにも夜の街といった雰囲気にロサンヨーカーの私でも臆してしまう。
気づいたら肌で危険を感じてしまうほど物騒な界隈に佇んでいた。
そこかしこからぶしつけな視線が私に注がれていた。
ともかくここを出なきゃ!
姉と一緒に護身術も習ったけどどこまで通用するかはわからない。銃はないのよ!こんな時間に女が独り歩きするには物騒な雰囲気が漂っていた。
腕時計を見るとちょうど20時ごろだった。街に到着した直後親切な義賊さんに聞いてざっと時間を合わせておいてよかったわ。
常に持ち歩いているスマホは充電したばかりだから大丈夫だけど・・どのみちこの世界では使用は限られていた。
ともかく今夜どこか泊まれる場所を探さないと・・
誰か安全そうな方に話を聞けるといいんだけど・・・
そう思いながらあたりをきょろきょろと見回していたら突然誰かに肩を掴まれた。