※ライラ×キューパラネタ第2弾です!

いろいろな時空恋愛作品とクトゥルフ神話へのオマージュ作品でもある。

 

千夜一夜の恋の呪文から派生したお話しです。

 

 

 

 

ここはロサンヨーク。大都会で太陽が降り注ぐ街。

私はシリーン、この街で暮らしている宝石のデザイナーだ。

まだ駆け出しだけどね・・

 

その日私は人と待ち合わせていた。

 

一応デートではあるけど、でも正直なところあまり気はすすまない。

 

事の発端は姉のレイラが私に内緒で地元にある大手婚活サイト「キューピットコーポレーション」に登録してしまったからだ。

 

「貴女ね、21にもなってデートもしたことないなんて・・姉として心配だわ。いいこと、シリーン。私の顔を立てると思って・・一度でいいから!練習でいいから」

 

そう言われてしまって押し切られてしまったの。

 

婚活サイトなんて・・そう思いながら姉を伴い初ミーティングに顔を出した私を快く出迎えてくれたのがトップブライダルアドバイザーのリネットさんだった。

 

「そうですか・・今のところ結婚願望はないんですね?趣味はベリーダンスと考古学と遺跡巡り・・多才ですね」

 

私の登録情報を確認するリネットさんに頷く。

 

「ええ。本職は宝石のデザイナーですけど、由緒ある美術品を見るとインスピレーションをもらえるので・・それに踊るのは昔から好きなんです」

 

彼女は愛想の良いいかにも仕事ができるという感じで知的な中にも親しみを持てる女性だったせいか私も緊張せずにすんだみたい。