エピソード5「甘い執着」
それは本当に久々のオフだった。
だけど1日だったからもちろん予定は組んでいない。
踊り子の娘たちはみんな出払っていてカマルには私きりだった。
さてこれからどうしようかしら・・?
せっかくの休日なのになにもやることがないなんて・・
部屋も片付いてて掃除の必要もない・・はずなんだけどなぜか雑誌がラグの上に散乱していた。
たぶんリーシャの仕業ね。(私のペットのヘビクイワシよ)
(もうあの子ったら・・・こんなに散らかしちゃって)
腰をおろして雑誌を拾い上げ片づけていたらはらりと何かが床に舞い落ちた。
なにかしら?
反射的に拾い上げる。それは一枚のポラロイド写真だった。
大蛇との触れあいの記念にとった一枚だった。(撮ったのは女友達だったしおふざけの延長だった)
その写真を見ていたら以前王宮でライザール様に酔った勢いでこの写真のことをしゃべってしまったことまで思い出してしまった。
ライザール様は呆れてらしたけどなにもおっしゃらなかった。
・・きっとはしたない女だって思われたでしょうね。
ライザール様とは血を貰う代わりに彼と一夜を共にする契約を交わしていた。
私は彼に惹かれていたから他の女の影がないか気がかりだったけど、レイラ様との婚約を取りやめられて以降懲りたのかライザール様には浮いた一つない有様だった。
だからよけいに気になってしまい私は足しげく王宮に通うようになっていた。
そんな私をライザール様は拒まずに受け入れてくださり関係は続いていた。