眠れない夜、私はランプの精に夜伽を所望する・・
今宵も私が選んだお相手はライザール様だった。
野性味溢れる筋肉質な体躯の方だけど会うたびに私の心はざわめいてしまう。
ううん・・本当のことを言えば、ずっと彼だけを想っていたと言ってもいい。
想いが深いからこそ簡単にこの心も身体も渡せないわ・・わかるでしょう?
私の全てを奪おうとする貴方と貴方に全てを捧げたいと思いながらも抗う私。
焦らし焦らされあと幾夜その甘い誘惑に抗えるかしら?
貴方が私に求めるのは欲望?それとも愛?
だけど魔性を秘めたライザール様の双眸に魅入られてしまったのは私の方だった。
王者の風格でいながらどこか親しみももてる方だわ・・
どうしてかしらね、なんだか懐かしい気がするの
用心深い方だし油断のならない方でもあるわ・・
ムスクの薫る彼の体から発する熱を感じるたび私の体も熱くなる・・
きっと貴方も気づいているはず・・
いっそのこと体を重ねてしまいたいとさえ思う
そんなことを考えながら誘惑の眼差しで見つめたら、ライザール様が艶然と頬笑まれた。
ああ・・・・琥珀色の邪眼に魅入られてしまいそうだわ・・![]()
