だいぶ打ち解けたようだけど、そういえば昨夜のことライザール様に尋ねてみようかしら?

 

「あの、ライザール様、金の首輪をした黒豹について何かご存じ?」

 

さすがにあの子の正体が彼ならば「ペット」なんて尋ねるのは気が引けたから無難に尋ねてみる。

 

すると笑顔だったライザール様が急に真顔になった。

それはどう応えたものか、私の真意を量っているように見えた。

 

「ああ・・あれはこの宮殿で飼われている私の愛玩動物だ。名は「カルゥー」という。」

 

ライザール様は一切の動揺なくそうおっしゃったけど・・・

 

本当だろうか?にわかには信じがたいが、私自身同族に会ったことはないし、やはりライザール様のおっしゃった通りなのかもしれない。

 

「そう・・・ですか。・・では今度紹介してくださらない?」

 

あの子の正体がライザール様ならば同時には存在できないはず。

だからあえてそう尋ねたのだけど、ライザール様はため息をつかれた。

 

「それは難しい。あいつは放し飼いにされてるからな。私自身めったに会えないんだ・・サバンナに行けば豹などいくらでもいるだろうが、宮殿の者達は私と揃いの首輪を見て「カルゥー」だと判断している」

 

そうだったのね。