ふにゃりと悪びれずに言う姿を見ていたら怒る気も失せたのか、

ライザール様は深い溜息をつかれた。

 

「なるほど、言い分はわかったが我がシャナーサにおいては豹の狩猟は禁じられている。それにあれは私の愛玩動物だ。首輪をしていただろうがむかっ

 

青筋がたっているけど、忍耐強く言い含めるライザール様に対し、ハッとしたロラン様が遅ればせながら気づいたように言った。

 

「あ、そうでした~ヴィンス殿下がそんなことおしゃってたかもしれません。すみません、僕・・悪気はなかったんですけど・・・あせる

 

やっと事態を飲み込めたのかロラン様が途端にあわわと狼狽しだした。

 

本当に大丈夫かしら?この方・・一応領主様なのよね?

 

その時だった衛兵が部屋に入ってきて先触れを告げる。

 

「ライザール王、ヴィンス殿下がお見えになりました」

 

ガーン

 

保護者の登場に急にロラン様がそわそわしだす。

どうやらライザール王よりもヴィンス殿下の方を恐れているようだ。