私達はきっといい夫婦になれると思う。だからどうか見守ってくださいね、親愛なるキューピットさん。

 

その瞬間、羽ばたきが聞こえた気がした。

開け放たれた窓から舞い込んだのか純白の羽毛が私の髪についているのに気づいた。

 

私の髪飾りの羽は漆黒だし伝書鳥も普通の鳩だからこの羽がなんの羽かはわからないけど、羽を摘まみ上げたライザール様と微笑みを交わす。

 

「まるで神話のキューピットの羽のようだな。我らを祝福してくれているのだろう。異国の神だが仲を取り持ってくれたのならば感謝せねばなるまい。シリーン、私もやっと出会えたそなたと共に良き王として良き夫として生きることをここに誓うぞ。私の方こそよろしく頼む」

 

「はい!喜んでラブラブ

 

即答したらライザール様が破顔された。

 

ドキドキ

 

「忘れるな、私の幸せはそなたと共にある。・・・愛しているぞ、シリーン」

 

その琥珀色の瞳の誘惑に私はきっと一生抗えないわ。だけどそれが嬉しくてならなかった。

 

こうして私達は両想いのまま結婚式を迎えた。参列いただいた会議の出席者の方々はもちろん、臣下の皆さまも国民も多くの方達が祝ってくださった。

 

期待が重い分それは信頼の証でもあるからライザール様の良き伴侶としてこれからも私らしく頑張ろう。

 

嘘から出た実なんて不思議だけれど、ライザール様は真実の私を受け入れてくださったから、シリーンとして彼に嫁ぐことができた。

 

きかっけはどうあれやっと私達は結ばれることができたの。

 

そしてここから私達の新たな旅は始まるのだ。

 

 

 

 

 

恋の矢いて座天使