「おい、なんとか言ったらどうだ。これでもお前に惚れてると告白したつもりなんだがな。返事は?」
――ええ!?そ、そうでした・・![]()
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でも私だって恋愛初心者だった。だけどここは勇気出さなきゃ!
「私も・・私も長政さんを忘れることはできませんでした。龍神になったあともずっと・・貴方だけの七緒でいたいって。そしたら弟龍に龍神の役目を解任されちゃいました」![]()
そう言って微笑んだら、今度こそ長政さんは絶句して天を仰いでしまった。
やがて嘆息とともに彼はひとりごちた。
「俺は龍神をただの女に引きずり落としてしまったようだ。どうやら責任重大だな。ならば心は決まったぞ七緒、お前を「俺の女」にする!これからは俺と共に生きてくれ。お前を正室として迎えたい」
ええ!?
だけど長政さんとともに生きるということは彼と結ばれるということだった。
悠久の時の流れに身を任せて辿り着いたのは愛する長政さんの元だった。
なら私の返事はもう決まっていた。
「はい、長政さん・・ふつつかものですがよろしくお願いします」
笑顔とともにそう応えたら、長政さんの口元がほころぶのが見えた。
思わず見とれてしまう・・・
私の愛する人が微笑み返してくれる・・
それは本当にささやかな幸せだったけど・・それがどれだけ貴重で愛しいものかやっとわかった気がする。
大切だった家族を失って絶望しかけたこともあったけど、まだ私は全てを失ったわけじゃない・・
大切な人、そして天野七緒としての私の居場所は確かに長政さんの傍にあるのだから。
「愛してます!長政さん!大好き!
」![]()
感激のあまり今度は私から抱きついたら、積極的なアプローチがよほど意外だったのか長政さんは瞠目したけど迷わず抱きしめてくれた。
「良い返事だ」
そう言って微笑む貴方と共にこれからもずっとこの場所で一人の女として生きていきます。
だからこの手を離さないでね、長政さん・・
気難しいところもある人だけど、微笑みを絶やさず恋愛初心者同士手を携えて共に人生を謳歌しよう。
新たな運命に向かって・・!
終![]()