異例な事態ではあったけど、三成さんにとって大切な二人「淀殿」と「秀頼様」を守るために新たな戦を起こすのではなく歴史に関わらないようにすることで二人を守る方法をとることしたようだった。
それもそのはず、秀吉殿の忘れ形見と思われていた秀頼様だったけど、世継ぎのないことを憂える秀吉殿を前に追い詰められた茶々姉さまは三鶴さんと・・・
たった一夜の秘め事だけど茶々姉さまは懐妊した。
恩のある主君を裏切ってしまった罪悪感と血を分けた我が子への執念が三鶴さんを苛み駆り立てていたものだった。
秀吉殿の死後、茶々姉さまはなにかと三鶴さんを頼りにしながらも表向きは余所余所しい態度を取り続けた。秘めた恋の駆け引きは三鶴さんを絡めとり命を賭すまでに追い込むものだった。
まさに「しのぶれど色に出でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで・・」と言った心地だろうか
うわっ・・従姉ながら茶々姉さま魔性の女って感じ。
色気が足りない私からしたら羨ましいかぎりだった。もし、もう少し色香があったら長政さんも「女」として見てくれてたかな?
老いた秀吉殿の寵愛を一身に受けながらも彼に対する情はなく、心も体も満たされずにただひたすら正室だったおね様への嫉妬から彼女が得られなかったものを求めた茶々姉さまだけど、愛と権力欲に駆られるまま戦火に身を投じるより、秀頼様の将来を真に願うならばできることがあるはずだ。
それになにより秀頼様が三鶴さんの血を分けた子ならば彼もまた星の一族の血筋に連なるものだった。
だからささやかな幸せを守れるように賢明な幼子に「私」から神託を授けた。