翌日から改めて調査した結果私達はついに瓜生島上陸の手がかりを見つけることができた。

 

それは府内で偶然再会した平島殿がもたらしてくれた。

彼とは私が秀信に会いに岐阜に行く道中で出会った。

 

あの時はカピタンも一緒だったけどまさかこんなことになるなんて・・・

 

思えばあの頃から平島殿はカピタンを警戒していたようだった。

 

突然の平島殿の登場は長政さんを警戒させるのに十分だった。

 

そりゃそうだよね、澤山城城代の平島殿と豊後の府内で偶然出会うなんて出来すぎていた。

 

だけど彼は私達がカピタン討伐に乗り出したことを同じく知人の結城さんから聞き加勢に来てくれたのだという。

 

今は一刻の猶予もないし藁にも縋る想いだったから私達は平島殿の手を借りることにしたんだけど・・

 

そんな私達に彼は代々家に伝わる破邪顕正の術を記した書簡をくれたのだった。

 

それはかなり古いものらしく同行していた星の一族の姉妹や五月兄さんでも解読は難攻するものだったけど、3人は協力して一晩で仕上げると言ってくれた。

 

平島殿には思いがけず親切にしてもらえたんだけど、白龍のことがあるから私は彼の意図がわからず身構えてしまう。

 

長政さんからも油断するなと釘を刺されてしまった。

 

無理もない、長政さんが対立してる治部殿三成さんが自ら召し抱えたという佐和山城の城代だ。切れ者でないはずがない。

 

柔和でどこか雅やかな人だったけど油断は禁物だった。

改めて見ると彼はかなり霊力の高い人のようだ。