私達がなんとかしなきゃ!!
ここは真田の庄だから油断していた。裸で武装解除した状態で怨霊の相手をすることになるなんて・・
「長政さん!お願いします」
だけど迷う暇もなく私の呼びかけとともに戦いの火ぶたは切って落とされた。
「フ、神子殿の期待に応えるとしようか・・お前に最高の勝利を味わわせてやろう」
敵は「桜花精」属性は木属性だった。まずいな私は土属性だから苦手な敵だった。
「木属性が俺に挑むなど愚かとしか言いようがないな」
戦闘開始早々弱点を察した桜花精に幾度なく狙われたけど、長政さんがその都度身を挺して庇ってくれて事なきを得た。
「気にするな名誉の負傷というやつだ」
頼もしい長政さんの声に勇気をもらう。私だって長政さんを守りたい!!
長政さんを応援しては回復することを繰り返して反撃のチャンスを窺う。
火薬が湿気てしまうから銃剣はさすがに持ち込めなかったようだけど長政さんは不測の事態に備えて刀を携帯していたし、属性は金の気だったから有利だった。
こんなことなら私も父上にいただいた懐剣を肌身離さず持っておけばよかった。
美しく枝垂れた枝をしならせ攻撃する桜花精を協力して倒すことになってしまったけど、私の応援の甲斐あって長政さんは白虎を召喚して桜花精を倒すことができた。感電しなくてよかった。
――めぐれ天の声響け地の声かのものを封じよ!
詠唱して桜花精が封印されたのを見届けた時はホッと力が抜けてしまった。