そんな折、年の差を痛感することになってしまう出来事が起きてしまった。
私達の前にたびたび現れて私の力を手に入れようと付け狙っていたターラを見かけて後をつけた時のことだった。
私はというと宗矩さんから教えてもらった隠形の術で悟られないように気配を消していた。
その時はちょうど手の空いた阿国さんと兼続さんに同行してもらっていたところだった。
「あの鬼、またなんか悪だくみしてるんじゃないかい?」
「さてね、美女とはいえなかなか執念深い鬼だけに油断はできないな」
二人と共にこっそりとターラの後をつけた私達は見てしまったのだ。
ターラの密会相手はカピタンさんだった。
よりにもよってあの二人がこそこそ会っているなんてなんかショックだった。
「案外お似合いじゃないかい?まさに美男美女だねえ」
阿国さんの揶揄が胸に突き刺さる。
「覗くのも悪趣味だがしかたないか。これも務めだ」
見物する気満々の阿国さんと兼続さんを尻目に私の目はカピタンさんに注がれていた。
ふわりと誘惑の笑みを浮かべてターラの耳元に囁くカピタンさんを見た瞬間また胸がつきりと痛んだ。