妻になる覚悟なんてとっくに決まっていた。

 

シャナーサにおいて王妃の役割は限られているし、一番は世継ぎを作ること。

 

 

もちろん授かるなら男の子でも女の子でも構わないわ

 

あの方と血の繋がった子が欲しかった。

 

 

私は腹をそっと撫でる。

 

いつからか私は店主様からいただいた避妊薬を飲むのをやめていた。

 

だからかしら・・予感があるの。貴方は喜んでくださるかしら?

 

それはとっくに私が密偵ではなくただの女としてライザール様を

愛していた証でもあった。

 

もしかすると、だからこそライザール様は結婚を決意されたのかもしれない。

 

確かめたことはなかったけれど、彼は察しの良い方だから。

 

逃げたのは流されることなくきちんと考える時間が欲しかったからだった。

 

 

愛は確かに私の内に宿っているのよ・・

 

あともう少ししたら貴方にも幸せをわけてあげるわ

 

だから浮気しちゃ嫌よ?ライザール様