激しい情交の後、狩りの疲れもあってしばし微睡んでいた私はゆっくりと目を覚ます。

 

 

気づけばまだ彼が私の中にいて、ぴたりと寄り添っていた。

 

――ライザール様!

 

片時も放したくないのだとでもいうように抱き寄せたまま目を閉じていた彼が目を覚ましたかと思ったら、やっと身を離してくれた。

 

――あっ

 

「そろそろ起きねばならんな。今夜は狩りの成功を祝してヴィンス王を招いた晩餐会がある。お前も出席するがいい。・・・いいな?」

 

ライザール様は平然とした顔で情交の名残に身を震わせる私の唇を奪う。

 

んん・・・・

 

彼の与えてくれる欲望につい夢中になってしまう。だから霞む頭でこくりと頷くと唇を重ねたままライザール様が密やかに笑んだ。

 

「・・・いい子だ。そうやって大人しくしていれば存分に可愛がってやろう」

 

 

やはり彼は従順な女がいいのね。でも私の我がままで忙しい彼を煩わせたくなかったから今度もまた頷いた。

 

すると彼は興味を失ったかのように身を起こすとさっさと身支度を整えた。

 

――あ、まただわ

 

場を掌握して全てをコントロールしないと気が済まない彼のやり方に少しだけ不満が募ってしまう。

 

傲慢で独善的な方だからしかたないのだと思っても、自我のない人形のように扱われたいわけじゃなかった。