「まあ、ありうる話だがだがそんなもの今に始まったことではない」
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「貴方って方は!そんなことに慣れないでください! ・・・わかりました。では今夜から私が護衛させていただきますから」
我ながらいいアイデアだと思う。
「ほう・・・なるほど。そこまでして私の寝所に侍りたいのだな・・いい心がけだ」
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やっぱり見抜かれてしまっているわね。
「あの、そんなに私ってわかりやすいでしょうか?」
ふと心配になってしまう。会ってこの方ライザール様には転がされっぱなしな気がする。
「それこそ今更だろう。私の察しがいいと言いたいところだが、お前はダダ洩れすぎだ。女としては可愛いが密偵としては感心できん」
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「・・・・」
思わず絶句してしまった。そんなに私ってわかりやすのね。なんかショックだわ。
「なるほど、これが痴話喧嘩ですか、初々しいですね、心が洗われます」
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なんなのその感想!?初対面の青年にすらからかわれてしまうなんて。私って・・
思わず頭を抱えてしまう。その手首にはジェミルから贈られた腕輪が輝きを添える。
「・・・お嬢さん・・その腕輪、素敵ですね」
腕輪に注がれるその眼差しはどこか真剣さをはらんでいるのが気になったが、商人だからかもしれない。店主様みたいに金目のものに目がないだけかも。
「あ・・・これですか?ありがとうございます。頂き物ですけどね」
ライザール様を意識しながらさりげなく窺う。
「またあの男か・・・他の男からの貢ぎ物をして私に会いに来るとはいい度胸だな」
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あらやっぱり嫉妬なさるのね。効果は絶大だわ。