自覚した途端生じた独占欲は鎌首をもたげた蛇のような情念となり彼女に絡みつく。
けれど彼女は億すことなく私の全てを受け入れる覚悟はすでにあった。
羞恥に震える姿は私の庇護欲をそそるものだった。
「やぁ・・・っ・・あんまり・・見ないで・・」
そうは言ってもな・・こればかりは譲れそうもない。
初心な彼女の初めての相手が私では少々キツイだろうからじっくりと時間をかけて丹念に愛撫をほどこした。
甘い芳香が立ち上る白い素肌を上気させ、ほどけていく彼女の身体を抱くのはまさに甘美だった。
まだ若い蕾の花を手折ることにいささか心は痛んだが、蜜のつまった蕾をほころばせ花開いた彼女はとても艶やかだった。
「・・・・くっ・・・」
互いに痛みをともなう情交ではあったが、私の腕の中で何度も身を震わせる彼女を愛しいと思う。
頬を染め恥じらいながらも私を求めるように抱きつく華奢な身体や、彼女の甘い吐息に煽られながらオスの本能のままに私もまた幾度なく彼女を求めた。