待つのは辛いのだと実感する。私も待ち、ライザール様も十分に待ったが、ついに再会の時が訪れた。
最初に訪れたのはカナリアだった。
夜目にも鮮やかな深紅のカナリア、鳥はさえずり愛の歌を歌う。
――シリーン!!愛している
お前はどこにいるんだ!!絶対助け出すからな!!待っていてくれ
私はお前の全てを受け入れる覚悟を決めた。
だからただ私を望んでほしい。
カナリアは私を探し求めるライザール様の心を私に伝えてくれた。
――ああ、まだ私を愛してくださっているのね・・・嬉しい
愛する方にこんなに想われるなんてなんて幸せなんだろう・・
感動する私の前についにライザール様が姿を現した。
いつか見た出で立ちだったけれど1年越しの彼の眼差しは切なさと渇望をはらんでいた。
「なんて惨いことを・・・シリーン」
よろよろと近づいてきた彼は力なく膝待付き、私を抱きしめ嗚咽をもらした。
彼の涙が私の頬につき潤いをもたらす・・
――泣かないで、ライザール様・・私は無事ですから・・・
伝える術はなかったけれど彼を慰撫するために心で寄り添う。
シャナーサを出た時は二度と会うこともない可能性だってあったのに・・
彼はこうして私を探し求めて来てくれた。
それがどれだけ嬉しかったか・・
渇いた貴方の唇がゆっくりと重ねられる
!
久しぶりの口づけだった。
乙女のように潤って柔らかなロラン様のとはまるで違うざらりとした顎と弾力のある唇の感触におもわずときめいてしまう。
