ホワイトデー企画ですラブラブ

衣装はお借りしたものだけれど、寝台に押し倒されて剥かれるたびに乱されてしまっていつしか皺になることすら気に掛ける余裕すらなくなってしまう。

 

シャナーサの王族姿のライザール様と鱗帝国の衣装をまとった私が睦みあう姿はどこか現実味を欠いた物語めいていた。

 

どれだけ重ね着していても貪欲なライザール様は秘められた部分を暴いてゆく。

 

ああっ・・・鱗帝国の衣装にすら詳しいなんて

 

はだけた華麗な衣装が私の四肢を拘束してしまい、羞恥に身を染めても抵抗もままならず私は彼の遠慮のない手管に酔いしれることしかできなかった。

 

仕掛けたのは私で、戯れから始まったことであったとしてもお互いにもう引き返しようもない程の状況だった。

 

―――あっ・・・

 

私に覆いかぶさったライザール様の肉食獣のような琥珀色の眼差しに絡め取られてしまった私に成すすべはない。

 

怖かったけれどこうなることを望んだのは私だった。

 

初めての痛みと疼くような甘い快楽が押し寄せて溺れてしまいそうで、私は必死にライザール様の逞しい体にしがみついた。

 

ついに私は彼と一線超えてしまったのだ。

達成感はあったけれど不安もあった。

 

だって私を抱いたライザール様の気持ちがわからないもの。

彼はただ欲望に流されただけ・・

 

王である彼が誘惑に負けて楽しんだのだとしても責任を取る必要はないのだから

 

でもたとえそうだとしても構わなかった。

 

 

欲望に流されたのは私も同じだった。