翌日、アイーシャの元からすっかり世話係と化したジェミルが親子4匹を連れて宮殿へとやってきた。

 

慣れた様子からも日ごろからアイーシャにお小遣いをもらって世話を頼まれていたみたいね。

 

まあ懐いてると言うより引きずられてるみたいだけど・・・

 

「まさか・・・本当にカルゥーなのか?信じられない」

 

カルゥーと呼ばれた彼はしばしライザール様を見つめた後、すぐに喜色を浮かべまっしぐらに駆け寄ってきた。

 

「ガルウ!!グルルニャア♪」

 

アイーシャの話では愛着が湧くと手放しづらいから名前はつけなかったそうだ。

 

つまり彼はかわらずカルゥーのままだということだ。

 

毛並みの艶もよくきちんと世話をされていたみたい。

 

カルウーの連れと子供達も彼の反応を見て警戒をといたのか、

すぐにライザール様に恭順を示したようだった。

 

「はははっ・・まさかお前が父親とはなっ・・先を越されるとは思わなかったぞ・・嫁さんも美人じゃないか!でかしたな!!お前は俺に似ていい男だからなあ・・子らもわんぱくそうでなによりだ」

 

「ガルルッフニャッ♪」

 

死に別れたと思っていた相棒と再会できた喜びに浸るライザール様を私も幸せな気持ちで見守る。

 

本当によかったわ。