真相解明できるライラルートの末行き着くラストの番外編のイメージです。
まだラストどころか全然書いてないのにすっとばして書きたいとこだけ書き、書いたら即公開ってどんだけいきあたりばったりなのかしら。
注ジェミル視点でもライザール×シリーンです(この回にはライザール様も登場します)
それからグレースに連れられオーサマに面会したんだが、相も変わらずシリーンはライザールといちゃこらしていた。
だけどメンツを見ていた俺はあることを思っちまったんだ。
じろじろ不躾な視線を見咎めたらしいオーサマが俺に言った。
「なんだ?・・・なにか言いたそうだなジェミル。いいから言ってみろ」
言えるものなら言ってみろって煽られた気がして俺もつい本音を言っちまった。
「つか思ったんだけどさアンタとグレースの方がお似合いじゃねえ?」
見た目も年齢もぴったりだと思ったんだが、シリーンの顔を見た俺は失言を悟った。
「もう!お母様にもライザール様にも失礼でしょジェミルったら」
やべ、怒らせちまったか?
俺同様埋められない歳の差を気にしてたシリーンの地雷を踏んじまったようだ。
しかしオーサマもグレースも大人だった。
「まあ、それは光栄ですけれど、私にはターヘル様がいらっしゃいますもの。それに娘の幸せを心から願っていますわ」
女神のような微笑みで言うグレースに俺はつい見惚れちまった。
「妬くなシリーン、彼女とは本当になんでもない。これまでもこれからも私が愛しているのはお前だけだ。ほら、機嫌を直せ・・んん・
・よし、いい子だ」
人目も気にせず堂々とキスを交わす二人を見ていられなくて俺はふいと目を逸らす。
ったくシリーンの奴、あんな顏見せんなよ![]()
俺の迂闊なひと言で余計な場面を見ることになって、凹む俺に容赦ないオーサマが追い打ちをかけた。
「・・・それにしてもジェミル、わかっていないな。
いいか、よく聞け。私は昔からシリーンの男だ」
!!
オーサマが言うには俺とシリーンが出会う前からすでに二人は恋仲だったらしい
「え?やっぱアンタッて少女趣味ってヤツなんじゃ
」
だって俺が出会った時シリーンは17才くらいだったはずで
その前って言ったら・・・
「
いくらなんでも手が早すぎだろっ!?オッサン!!
」
俺の暴言にシリーンとグレースが青ざめ、オーサマはムッとしたがすぐに余裕の笑みで言った。
「ふん、生憎だがシリーンが私だけの女だってことも忘れるなよ小僧。お前にはやらん」
「ライザールさまったら
」
うっとり顔のシリーンと勝ち誇るオーサマを前に俺はまたしても敗北することしかできなかった。![]()
でもやっぱりというかなんというか
シリーンもグレースも狙った男を骨の髄まで惚れさせる
魔性の女ってやつなんだって俺が実感した一幕だった。