蛇香のライラ ライザールさま√妄想シナリオ
シリーン→ライザールへの好感度100だがルトとは気付いていない。ただしライザールにかつての初恋の人の面影を見出しており、彼の人柄にも惹かれている(妄想)
ライザール→シリーン好感度95シリーンの面影を見出してはいるが確証はないまま信じたいと思いレイラを想っている
残り5%の疑惑は愛で覆るのか!?
妄想設定としてはライザール√でジェミル√で発生した、ジェミルによる「ライザールさま暗殺未遂」イベントが発生する前提
相違点のひとつはジェミル√では王の私室でジェミルの口づけでシリーンが眠ってしまいその間に暗殺未遂が起きた事であえて蚊帳の外に置きたくてジェミルがとった行動のせいでかえってシリーンへの疑惑が生じたところ→シリーンは暗殺案件を知らずジェミルにキスもされていない前提。お付の侍女たちを伴い入浴後ライザールを探しに出て新月の闇の中不穏な気配をさっしてちょうどジェミルがライザールを襲撃した現場を目撃、最初に現場に駆けつけたという流れ。傷を受けたライザールをジェミルから身を挺して庇い第二の襲撃を防いだことでジェミルはシリーンの心境の変化に戸惑いながらも撤退。彼女の真剣な眼差しと「やめて」と叫んだ悲痛な声にオーサマへの想いを察して動揺するジェミル。ジェミルが去ったあと、自らの帯を解きライザールの応急処置をするシリーン。一方ライザールは自ら身を挺したシリーンの姿に感銘を受けながらも、あっさり身を引いた暗殺者との間で生じた空気感に疑念が生じるのであった。
その後一晩中ライザールの看病を手ずからするシリーンの姿にささくれた心が癒されながらも身についた慎重な性ゆえにシリーンを疑ってしまうライザールだったが、目覚めた時枕元で眠るシリーンの献身的な姿にやはり信じたいという想いを強める。さらに包帯の結び方に懐かしさと共に追憶するライザール。
目覚めたシリーンはライザールの優しい眼差しに胸を打たれながら求め合うようにライザールとキスを交わす。
弟同然のジェミルの安否を気にかけながらも愛するライザールの負傷に動揺しつつも気丈に振る舞うシリーンだったが。うやむやにはできないと決意し、翌深夜旧ハレムで人目を忍びジェミルと対峙。
適切な応急手当と軽傷だったこともあり、シリーンに感謝しつつも彼女の動向を一挙手一投足見ていた王は深夜に抜け出す彼女を尾行。ライザール暗殺未遂事件をききお見舞いにかけつけた旧友の水タバコ商人とともに旧ハレムへ。
シリーンに対する疑念はついに払拭できずにいたが、昨晩かけつけた彼女が風呂上りで香水をまとっていた様子を思い出し暗殺者と通じていたのだと断定できず苦悩するライザール。
薄闇のハレムに会した一同(ライザールと水タバコ商人は柱の影で様子窺いで部下はなし)
一条の月の光の中姿を現したジェミルの無事な姿に安堵しつつも緊張をはらむシリーン。すでに身も心もライザールに捧げ彼女の裏切りは明白であり、暗殺未遂事件の折には手当でライザールの血はいくらでも入手できたはずだが店主に届けることもしなかったからであった。もはやシリーンの心は店主から離れており「あの場所には未来がない」と確信していて「手に入れた幸せ」を手放したくないと思っておりなによりもライザールを裏切りたくないという決意からだった。
現れたジェミルの緊張した様子にシリーンも警戒を解かないまま、「暗殺事件」に関して「ジェミルなぜあんなことを貴方が!?」と追及するシリーン。心情的に弟のジェミルが手を汚すことを許容できないまま、なんとか諦めさせようという気持ちの中にはライザールの身を心配する本音があった。
「あんたがあんな奴のモノになるのが嫌だった」とうそぶくジェミルに対し、「嫉妬からあんなことをした」と言外に匂わすジェミルの欺瞞には騙されることなく真実を見極めようとするシリーン。
「それは嘘ね。昨晩は新月だった、それになによりもあの殺気は本物だった」と「暗殺」であることを冷静に指摘するシリーンを前にもはや誤魔化しは無駄だと悟りあっさり認めるジェミル。
「暗殺を止めたいのは俺が心配だからじゃなくて本当はあんたがアイツのこと好きだからだろシリーン!!」
シリーンがライザールを庇ったことで、彼女の心変わりを敏感に察したジェミルは、女としてしか見れないシリーンからの弟扱に憤りを感じながらも一方で彼女の幸せの邪魔はしたくないと心が揺れていた。
一方、互いの気持ちを推し量りながらも心配しあう姉弟の会話を聞きながら、まず水タバコ商人が「ジェミル」という名に反応。ライザールは「シリーン」の名に反応していた。
ジェミルに心を見透かされた上家族として愛するジェミルが嫉妬からライザールを暗殺しようとしたことに動揺するシリーンだったが、すでに身も心も「女」でしかなくなり密偵として役立たずになったことを悟られてしまったことに羞恥しながらも弟の身が心配なのは事実なのでなんとか暗殺を思いとどまらせようとしていた。
そんなシリーンとジェミルのやりとりを聞いたライザールは男としてシリーンを愛しながらも弟としか見てもらえないジェミルの境遇に同情を覚えながらも彼女の心がやはり自分にあるのだと確信して安堵を覚えていた。同時に彼女がシリーンである以上偽物のレイラ・アリという事実が否応なく突き付けられ焦燥を感じるとともに、「やはりシリーンだったのだ」ということを喜ぶ気持ちも同時に生じていた。
さらに嫉妬のせいで暴走して暗殺者としての自分の姿をシリーンに知られて動揺するジェミルだったが、実は暗殺の依頼はすでに取り下げられていたのだった。(シリーンが危険を冒してまでライザールと同衾することを厭ったジェミルが襲撃した時の刃の血を店主に渡し、鑑定した結果急きょ決まった)だからシリーンの懸念はもはや過去のことではあったが、それでもみすみすシリーンがライザールの元に留まるのを見過ごせなくて会いにこずにはいられなかったジェミルはなんとか思いとどまらせようと「少女誘拐事件」の犯人がライザールではないかと疑問を突き付ける。
そんなジェミルに対し、「あの人はそんな人じゃないわ」と言い切るシリーンの姿についにたとえ偽物ではあってももはや手放せない人だと実感して彼女への愛情を100%にするライザール
「アイツのこと愛してるのか?あんたは偽物なのに?」と不安定な現状を打破することもできず抱え込んだ苦悩を突きつけられるシリーン。どれだけ愛しても偽物だから彼の妻にはなれないことはシリーンにもわかっていた。それでも彼の傍に少しでも長くいて彼の笑顔を見ていたかったシリーン。
「確かに私は偽物だけどこの想いに偽りはない」とライザールに告白できる日が果たしてくるのだろうか。
先の不透明な関係に不安を押し隠すシリーンを男として家族として心配するジェミル。シリーンの幸せのためなら弟としての扱いは不満であってもいつでも身を引く覚悟はあった。
「カマルに戻ってはダメだ」とジェミルを諭すシリーンの姿は完全に弟の将来を案じる姉であった。「貴方には汚れて欲しくない」と言い募るシリーンに対し自嘲の笑みを浮かべたまま自らの血塗られた生い立ちを吐露して「もう俺は汚れている」と独白するジェミル。
一方の水タバコ商人もジェミルの独白と月下の光に照らされたジェミルの姿に自分の子であるとついに確信を持ち「ジェミル」と呼びかけたことで潜伏していたライザールと水タバコ商人に気づく姉弟。
熱さを秘めたライザールの力強い琥珀色に輝く眼差しにからめ捕られながらついに真実を話す時が来たのだと覚悟を決めるシリーン。
こうして良い方へと運命の輪は回り出すことになる。
その後、情報共有&協力して大元の黒幕を退治して一連の事件は解決。
父と再会和解したジェミル王子になり家族としてシリーンを見守り、ライザールは補佐、シリーンはライザールの伴侶となりこれからも仲睦まじい夫婦として暮らしましたとさ(ルトと判明後はライラ・ヌールとして共に活躍。カルゥも存命の大団円)