ここでの「あっちっち」は地獄じゃなくて、仲良しな様子のオノマトペです![]()
平賀
「すみませんロベルト」
そう言ってベッドの上に身を起こした平賀の頬は赤く少女めいていてロベルトはドキリとした
調査の仕事を終えたのはつい1週間ほど前のこと
久しぶりの安息日に二人でディナーでもと誘いのメールをしたロベルトの元に平賀からメールが届いたのはついさきほどのことだった。
風邪を引いて発熱したせいか簡潔な内容だったが、無精な彼のことをロベルトは放ってはおけず様子見がてら駆けつけたかったのだが
自宅は散らかり放題の上、中身が乏しい平賀の冷蔵庫が浮かんでしまい嘆息をした。
ちょうど夕べから仕込んでいたスープを仕上げたロベルトは魔法瓶にスープを詰め手土産代わりに、急ぎ身支度すると自宅を後にした。
玄関で呼び鈴を押したが出ないのはいつものことだったので、躊躇なくドアを開けたロベルトは勝手知ったる様子で室内へと足を踏み入れた。
1週間ぶりの平賀の自宅はさらなるカオス状態だった。
出張続きで不在なことも要因の一つなのかもしれないが、常に整理整頓を心がけ自宅であろうと出先であろうと快適に過ごしたいロベルトには理解の範疇外ではあったが、ベッドルームで発見した平賀の姿をみた瞬間どうでもよくなった。
愛用のクリーム色のパジャマ姿でベッドに仰向けに眠る平賀の呼吸は若干苦しそうだった。
そっと額に触れてみると微かに熱があるようだった。
今回の旅は過酷だったため疲れがでたのであろう。
とりあえず平賀の状態が把握できて安堵したロベルトは、出がけに買ってきた品々を冷蔵庫にしまうと濡れタオルを手に平賀の元に戻った。
冷たい感触が心地よかったのかふと目を覚ました平賀と目があった。
平賀
「ロベルト・・来てたんですね・・わざわざすみません」
少し億劫そうに身を起こす平賀を制し手じかな椅子に腰かけたロベルトは改めて言った。
ロベルト
「思ったより元気そうで安心したよ。水臭いな、こういう時はお互い様だし頼ってくれていいんだぞ?」
そうでなくとも在宅時は研究やゲームに熱中して寝食を忘れてしまう友の心配は常だった。
平賀
「ありがとうございます。新しい発見をしてしまいましてついのめりこんでしまいました。知恵熱ってこういうのをいうんでしょうか?」
瞳をキラキラ輝かせて嬉しそうな平賀に呆れながらお小言を引っ込める自分も対外甘いのかもしれない。
それはともかく先ほど覗いた限りでは台所に飲食の形跡はなかったようだし、せっかく平賀が起きたのであれば食事にした方がよさそうだと判断したロベルトは様子を窺いながら声をかけた。
ロベルト
「何か食べられそうなら僕の特性スープはどうだい?」
うま味を凝縮させたコンソメなら食べられるだろうと思いながら返事を待つロベルトは、平賀の顔に浮かんだ喜色に満足げに頷き返すとその願いを叶えたのだった。
おしまい
さあ、いよいよアニメバチカン奇跡調査官も最終話ですね
面白いし第2期に期待したいと思います。小説も読みた~~い![]()
