壱哉
「新・・なにを熱心に読んでるんだ?」
新
「んあ?・・ああ、ほらコレだよ」
壱哉
「なんだ『ガ×スの仮面』じゃないか・・まだ続いていたのか
」
新
「なんかさ・・この主人公って俺、親近感わくんだよな~・・貧乏だし、親いねーし・・それに俺もラーメン好きだしな?」(恥ずかしくって言えねぇけど・・俺が倒れた時、黒崎さんも速水さんみたく口移しで水、飲ませてくれたんだよな)
壱哉
「・・言われて見れば確かに・・気のせいか見た目も似てるんじゃないか?」(違うとこもあるがな、新は掃除好きだし料理も美味いし、おまけに頭も良い。・・・そういえば俺も看病してやったこともあったな)
新
「・・・それってつまりチビで生意気なガキだって?」(確か豆ダヌキって呼んでたっけ・・・ってタヌキはもういいって)
壱哉
「そうそう・・!っ・・ち、違うぞ!小粒でも味わい深いと言う意味でだなっ
」
新
「
はっ・・い~よ別に。それよかさ・・この速水さんって人なんか黒崎さんに似てると思わねえか?」
壱哉
「そうか?」(俺のほうがいい男だと思うがな・・ブツブツ)
新
「うん。金持ちで、カッコいいし
・・それに紫の薔薇の人だしな?黒崎さんも前に俺の合格祝いに紫の薔薇くれたじゃん?」
壱哉
(・・・それに父親とも確執があるか・・ふっ・・・なるほどな)
新
「?・・・黒崎さん?」
壱哉
「ああ・・いや、そうだったな。ところで他の連中はどうなんだ?」
新
「・・・う~ん。水城秘書はやっぱ秘書だし吉岡さんかなあって思ったんだけどさ・・」
壱哉
「?・・・違うのか?」
新
「なんか49巻読んだら聖って人の速水さんに対する想いがすごくってさあ・・そしたらなんか自然に吉岡さんの顔が浮かんだんだよなあ」
壱哉
「・・・そうか。では吉岡は聖だということか」
新
「う~ん・・・俺はそう思うんだけど。でもこの聖って人、薔薇の配達してるだろ?なんかエプロン兄ちゃんともカブるかなあって思ってさ」
壱哉
「・・エプロン兄ちゃんって・・ああ、樋口か?」
新
「だってさ・・・あるだろ?黒崎さんと絆」
壱哉
「新・・あいつとは中学の頃同級生だっただけだ。吉岡には及ばない。聖は速水の影と言ってもいい存在なんだろう?ならばやはり俺が最も信頼を寄せる吉岡の方が相応しいと思うぞ」
新
「黒崎さん・・・そっか。うん、そうかもな」
壱哉
「・・・水城秘書は山口が良いんじゃないのか?・・眼鏡かけてるし・・吉岡の話では彼は有能らしいからな」
新
「・・・ああ、うん、デキる男って感じだし、イメージ通りかもな(笑)・・んじゃさ・・・一也は?」
壱哉
「・・・う・・・ん、ああ、思いついたぞ!誰だと思う?あててみろ」
新
「・・もしかして、黒崎さんも俺と同じ人思い浮べてるかもしんねぇけどさ・・」
壱哉&新
「・・紫織さん!!」
新
「やっぱそっか~・・・ちなみになんで?」
壱哉
「病弱で幼い・・からかな」
新
「・・・そだな。ま、婚約者にドタキャンされたらキレんのも無理ないと思うけどさ。俺だって黒崎さんにんなことされたら・・」
壱哉
「バカ・・俺はそんな薄情じゃないぞ?俺を信じろ、新」
新
「・・・うん
信じてる」
壱哉
「いい子だ」