探偵八雲についてとりとめもない独りをダラダラ語るコーナー、略して『言霊』ということでお願いします。

 

ついに待望のアニメ化ですね~ドキドキこのシリーズは以前テレビ東京の深夜ドラマで放映されていた実写版で知ったのが最初でした。なんと言っても八雲役だったAAAの與君が可愛かったラブラブ・・・ゴホッ、あるけどホラーテイストのお話が私好みだったのでずっと観ていました。で、原作にも興味を持ちましてさっそく小説も読んでみたわけです。(神永学原作/『心霊探偵八雲』/文芸社刊・・・藤波は8巻まで確認済みです)

 

なんと言っても真っ赤な左目がチャームポイントの八雲君がお気に入りです。大学を騙して借りた『映画研究同好会』の部室でふて寝してるぐうたら大学生のイメージしかないし、テンションも常に低くてず~っとダラダラしているんだけど決める時は決める男です。かなり重いもの背負っているんですけどね。大学生と言うわりには勉強してるシーンが全く出てこないし、単位大丈夫か君は?って突込みたくなります。(部室に棲みついている化け猫という噂も・・・寝癖王子とも言う)ってか八雲君、無駄にカッコイイよね・・・。まあ女の子はべらして悦に入ってるよりかはいいんですけどね・・・・。それはともかく、八雲君の美貌キラキラが一番の誘引効果になってると藤波は思います。(小説におけるイラスト効果はあると思う)

 

八雲君は先天的な特異体質で赤い左目を通して霊が見える青年なんですよ。って書くと、美麗でぐうたら王子の薔薇十字探偵の榎木津礼二郎とか微妙なスキルの死角探偵空(空を可愛がるユキヒロが好きだ。相容れないなんてツボだ)とか思い浮かんでしまいますが、八雲君は実地調査してきちんと推理して解決しているので素人探偵です。(空はゲームキャラなのでプレイヤー次第だけれど、榎さんは推理しないし解決もしない・・・汗)なんとかいいつつ基本イイ奴なので毎度その手のトラブルに巻き込まれてしまうという・・・。で、肝心の八雲君の力なんですが、あくまでも特異体質なので華々しく除霊するわけではなく霊を通して活路を見出し事件を解決へと導くんですよね。まったくなかったタイプのお話しと言うわけではありませんが、(海外ドラマ『ゴースト』が近いかも)ホラー感もたっぷりあるんだけれどミステリーテイストもしっかりあるので結構面白い作品だと思います。

 

文章は読みやすいのですが、些か物足りない気もします。温かな登場人物と対比するように深い闇が取り巻き、非情な事件、卑劣な犯人が度々登場するので一人の作家さんからそのどちらも生まれ出たのだと思うと複雑な心地もします。(ってか女子が酷い目にあうネタが多すぎだと思うむかっ)一番驚いたのが、有名な名探偵のお祖父さんを持つ某高校生探偵シリーズに登場するヒロインと同性同名の凶悪犯が出てくることです。・・・名前を見るたびそのヒロインの顔が浮かぶ・・・あせる

 

アニメならではの見所は多々あると思いますが、八雲君の緋色の目がカラーで見られるのも楽しみだけれど、ヘタレな石井刑事がどんな感じになるのかとても気になります。(後藤さんは石井君に暴言吐きすぎだと思いまーす!それに後藤さんは自覚なさそうだけど絶対にDVいや、パワハラの気があると思うむかっどエムな石井君はともかく、やっぱりダメでしょう)

 

私からしてみたら『推理+心霊』という2倍に美味しいお話なわけで、怖いのが苦手だという方はともかくそのジャンルが好物という方にはぜひぜひお勧めですよ!

 


 



    赤薔薇姫-寝癖王子の八雲君 赤薔薇姫-幸広
 

向かって左が寝癖王子の異名を持つ?八雲君。右がゲーム『死角探偵空の世界』に登場する幸広ドキドキ

 

 

 

 

 

アニメ放映開始はNHKBS2で10月3日(日)23時~です。(全13回)

 

待ち遠しいですね~ドキドキ