食事メニューに悩む専業主婦
水のスミレ著（中央公論新社）1,575円
「仕事を続けさせてくれる人がいい」
こんな女性の結婚の条件は もはや昔のもの・・・
今は「仕事は続けてくれるよね
」と
男性が結婚前に確認する時代が到来しているそうです。
「夫は外で働き妻は家庭を守るべき」という
昔ながらの結婚観を支持する２０歳代女性は意外に多く
２０代女性に「専業主婦志向」が広まっています・・・
しかも高学歴女性の間でも同じようです。
高学歴女性が専業主婦を目指す・・・
それは自分の母親が幸せな専業主婦だった女性が
多いからではないかと言われています。
さらに母親が家事も子育てもパートもやり
忙しい兼業主婦だった女性は もっと専業主婦に憧れます。
非正規で仕事が安定しない女性たちも専業主婦に憧れます。
８０年代後半８割だった女性の正社員率は現在５割ほどだそうです。
専業主婦志向は家事が大好きな女性が増えているわけではありません。
中には真剣に「家のことが得意で大好き」という女性もいるのですが
専業主婦願望は働くことへの絶望の現われではないか
と警鐘
を鳴らしています。
就職氷河期世代を中心に働くことへの希望や喜びを
見い出せないことの結果なのかもしれませんね。
かつては憧れだったキャリア女性
も就職氷河期世代には高根の花。
手当たり次第に試験を受けて やっと入った会社も激務だったり
仕事の内容が思ったようなものではなかったり・・・
３０歳までに２社・３社と転職している人が多く
年々雇用環境は厳しくなっています。
でも子どもを自分の手で丁寧に育てたいから専業主婦になりたい・・・
という女性も結構いるそうなんです。
男女ともに「社会に出て働く喜び」から遠ざかっている傾向があって
そんな社会では結婚も子供も縁遠くなるのも
無理はないことかもしれませんね。
お見合いパーティに行っても いくら婚活をしても
中々カップルが生まれないのは「養ってほしい」と女性たちが切望し
男性たちは「もうそれが実現できない」という構図があるそうです。
「不況に強いユニット」を男女で組む・・・
そんな結婚を目指す人には出口が見えてくるかもねっ！
三食昼寝付 夫が留守の家がイイ！
と言われた
かつての”専業主婦”君に感謝！('-^*)/
