気になる彼女のことをクラスメートである幼なじみから聞き出そうと四苦八苦している場面よりの続き…
登校所要時間は約30分ほどで学校近辺に辿り着くまでほぼ田園風景が続くことになる…
幼なじみの隣を何気に確保し適当に話しかける…
『お前んとこ担任て男の先生やろぅ…
どんな感じや?…
ウチは赤鬼ババァじゃけんうるさいわぁ…』…
『うん…怒ったらコワイらしいけどまだ怒ったとこ見たことないよ…
宿題忘れたらゲンコツされるぐらいやよ…』…
『へぇ~ホンマかぁ…
俺ら宿題や忘れたらビンタで廊下に立たされっぞ…
あのクソババァのビンタ痛いんじゃけん…
まぁ女子にはせんけんどのぅ…』…
『え~女子で宿題忘れたりする子おるん?…』…
『そりゃおるわ…お前のクラスおらんか?…
そういやお前のクラスの女子って誰がおるんやったかのぅ…
端と端じゃけんよう知らんのじゃが…』…
『ウチの地区やったら…と…ちゃんとか…とかも…あの子も…かなぁ…』…
『へぇ~けっこう知っとんおるのぅ…
あぁそうや…ウチ転校して来たんがおるんじゃがお前のクラスにもおるんか?…』…
『うん…おるよ…女の子やけどね…』…
(`▽´)♪
『ふ~ん…どっから来たんじゃ?…またお嬢さんぶってスマシとんちがうんかいや…』…
『ううん…そんなことないよ…●▲市から来たんやけどええ子よ…
勉強もできるしすごくカワイイ子やよ…』…
『へぇ~ホンマかいや…
どこに住んどんや?…
兄弟とかおるんか?』…
『学校のすぐ近くやよ…
お姉ちゃんおるらしけど中学やて…』…
『えらいくわしいのぅ…なんでや?』…
『席が隣なんよ…
わからんことあったら教えてあげてなって先生に言われとるんよ…』…
『ふ~ん…そうなんじゃ…たいへんじゃのぅ』…
そうこうしてるうちに風景が変わり他地区の集団登校グループと合流しはじめた…
『ケンちゃんオハヨ~宿題写しといたけん…
そんかわりにドッヂでおんなじ組にしてや約束じゃけんのぅ』…
『おっサンキュ…
わかっとるわかっとる心配すんなや』…
悪ガキどもが列を離れ集まって来ると学校は目の前だ…
正門をくぐり皆それぞれの教室に向かいはじめたそのとき・・・
『おはよう~』・・・
彼女だった・・・
世話役の幼なじみと朝の挨拶を交わし二人肩をならべて楽しそうに笑いながら歩いてゆく・・・
栗色がかったサラリとした髪が背中でそよ風になびいている・・・
喧騒の中でその後ろ姿をそっと見送った・・・
それから瞬く間に時は過ぎ夏が駆け足でやってくる・・・
この数カ月間これといって気の利いた彼女へのアプローチ方法も思いつかず悶々とした日々を過ごしていた・・・
《はぁ~あ・・・情けないのぅ・・・》
こんな中途半端で煮え切らない気持ちになったのもはじめての経験だった・・・
ぐずぐずしている間にあっと言う間に夏休みだ・・・
毎日毎日朝から晩までくたくたになるまで遊ぶ・・・
盆も明け気がつくと明日は登校日だった・・・
《めんどくせ~なぁ・・・なんで夏休みにわざわざ学校行かにゃいけんのじゃ・・・》
いつもの集合場所に浮かぬ顔した連中がポツリポツリと集まりはじめた・・・
そんな中で隣の幼なじみがやけにハイテンションでやってきた・・・
《な・・・なんじゃこいつ・・・おかしなやっちゃのぅ・・・》
そう思いながらも彼女のテンションに引き寄せられいつの間にか隣に並んで歩いていた・・・
いったい彼女のハイテンションの理由とは?・・・
なにやら秘密の香りを漂わせながら次回へ・・・
【To be continued】~
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