ある方の講演会に行った際に、

"クソはつついてもクソのまま、
過去も同じ。
いくらつついても過去のまま。

何なら過去なんてものはなかったかもしれない。
自分の頭の中で作り上げた幻なのかもしれない。
過去というのはそういうものだ。"


という印象深い言葉を聞いたことがある。




過去は自分が作り上げた幻なのかもしれないが、
今の自分を形成しているのは紛れもなく過去の積み重ねだと思う。



❸はこちらになります


失った自信を取り戻すことができたのは、
オンリーワンのポジションだった。


今振り返るとそれは筋トレと呼べるものでなかったかもしれない。
あえて名前を付けるなら筋肉活動が相応しい。

毎日続けた腹筋運動は朝だけで1000回はやっていた。
成長期も重なり中学生の中では目を見張るくらいに僕の腹直筋は隆起して、俗に言う腹筋が割れた状態になった。

身体は嘘をつかないということがこの時初めて自分の身体をもって証明された。


こうして何の変化が起こったかと言うと、


筋肉キャラという、オンリーワンのポジションを確立することが出来て中学校という狭いコミュニティの中で自分の居場所をつくることができた。


それからは、生活面での主張も行動も積極的になり自然と自信を持つように。
部活や運動に関しては自分は何でもできちゃうのではないかと思うくらいに精神面も変化した。
実際にその思い込みというものはすごいもので、今までできなかったこともできるようになった。


身体を鍛えることで大きな内面の変化が自分の中に起こった中学3年生。


よくわからない復讐心は、
自然と自分を変えていきモテを意識するスタートポジションにやっとたどり着いたのでした。




身体を鍛えることで得ることができる自信や内面の変化と、そしてその素晴らしさを沢山の人に伝えることが、後の自分の仕事へと繋がっていくことはこの時には思ってもいなかったけれど、


きっとこの経験がターニングポイントの一つになったことは間違いない自分の過去の1ページです。




続く