前回の続き
工務店から帰宅後…
「やっぱ西側怖いから、東玄関に変えてもらうか」
「いや、一度夜に現地を下見しよう」
「えっ面倒くさい…」
「一生に一度の買物なんだから」
「確かに(でも面倒くさいな〜)」
だって片道2時間ですよ…
低収入パートの底辺夫婦が
猫と楽しく暮らす小さな家を
地域工務店で建てる記録
登場人物
私・・・意外とこだわる40代、低収入。
妻・・・あまりこだわりはないものの、木の家と縁側への憧れがある。30代、低収入。
娘・・・私たち夫婦を下僕としている我が家のご主人様。ネコ種、食っちゃ寝している。
翌週の夜、しぶしぶ現地へやってきました。
大通りからちょっと入れば、すぐに我が家の土地です。しかし、来た方角が悪かった。
普段は使わない隣駅方面から行くと、土地に行く前に大きめの公園前を通らないといけないのですが、この公園がとにかく暗いんですよね…。
「街灯が全く無い訳ではないけど…」
「やっぱ暗いなあ…」
「うわ公園こっわ」
「遊具だけうっすら照らすのやめろ…」
「なんか出そう…」
「ヤメロ」
「もうあっち見ちゃ駄目だ…引き摺り込まれそう」
「これはもう決まりかな?」
「うん…もうこんな神隠しのメッカみたいな所はさっさと通り抜けよう」
東側道路へ来ると、雰囲気が一変しました
「全然違うね」
「ここは人の営みが感じられる…」
「これは東玄関で決まりだね」
以前は「土地がもう少し公園側なら借景を借りられたのに」などと話していたのですが、こんな借景は要りません
怖いのは夜だけだけど
…という訳で、建築士さんに事のあらましを報告して、東玄関に変更してもらう事にしました。
つづく