ビンテージファブリックが届いたら その② | fabrics×fabrics

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さて、ビンテージ布が作品になるまでの続きです…


ビンテージものは元々ベッドのシーツだったり服だったりするものも多くて、今回の布はピローケースです


まくらカバーに縫製されたまま届いたこの布

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洗って乾かしたあと、ていねいに縫い目をほどいていきます


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布がつっぱってしまったりしているときは、思い切ってカットしてしまうこともあります
(もちろん切れ端は大事にとっておいてまた別の作品につかいます)


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こんな味のあるタグが付いていることも多くて、
遠い国から時を越えてどんな人たちの手を渡っていま私の手元にあるのかと想いを馳せながらの作業は、とても気持ちのいい時間です


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布をすべてフラットの状態にしたら、次は布の状態を細かくチェックしながらのアイロンかけです



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USED品などではたまにこんな引っ掛けたようなほつれがあることがあります
ビンテージの味としてアクセントになるキズと作品には使えないキズがあるので、よく見ながらアイロンをかけていきます

そうしてやっと、作品作りにとりかかります


ビンテージの一点ものの布はひとつひとつ状態が違うので、手芸屋さんで新しい布を買って使うのと比べてずいぶん手間がかかります
でもその分その布と向き合う時間が長くなることでその布の魅力をゆっくり感じ取って作品に活かすことができるような気がします

もう二度と出会えないかもしれない布を扱う少しの緊張感もあり、ビンテージファブリックを扱う時間は私にとってとても心地よいものになっています