おとなり夫婦。のおはなし。
我が家は大通りに面していて、とてもうるさい。
窓を開けてもよい空気は入らない。
けれども一つだけいいことがあって、
窓の外は街路樹があるので、大通りだけど窓の外に緑が入るのは気に入っております。

それらの木は夏場はあおあおと茂り、真夏の直射日光を我が家に入れる事なく
紅葉後の冬の並木は葉がないので冬の貴重な日だまりが部屋のなかにはいるようになっています。
その木はプラタナスの並木なのだけど、
毎年この時期になると、「おとなりさん」がやってきます。
毎年同じおとなりさんなのか、毎年ちがうおとなりさんなのか、
私には見分けがつかないけれど(向こうも同じだろうけど)
とにかく毎年夏が始まるな~って思う頃に引っ越してきます。
それは山鳩の夫婦。
鳥好きの方には申し訳ないのですが、
わたしは鳥が近くにいるだけで鳥肌がたつほど鳥類が大の苦手でございます。
なんでこんなに苦手なのかほんとに気絶するぐらい鳥が無理。嫌いというか無理。
もうぞわ~~~~~~っと髪の毛の先まで逆立ちます...
特に鳩がダメ。鳩と鶏が最大級に苦手。他の鳥類はなんとか耐えれる感じでございます。
ゴキブリとかムカデとか蛇とかのほうが全然大丈夫。きっと、そういうのが苦手なのと同じなんだろうけど、わたしは鳥類がだめです。
虫だらけの箱にはいるか、
鳩だらけの箱にはいるか、
といわれたらまよわず虫だらけの箱にはいります。
(今さっき、インディージョーンズ見ましたものですから..)
こうして鳥という文字を書いているだけでも気持ち悪くなってくるぐらい...鳥が嫌いです。
鶏肉だってフランスに来て夫が鶏肉大好きなのでやっと食べれるようになりましたとも。
そのおかげで少しは自分で調理できるようになりましたけれども..。
とりのかたちのオブジェクトとかは大丈夫なんですけどね。
なので寿さんの鳩撃退パトロールには大変助かっております。
(窓に降り立つ鳩を窓越しに猫パンチで追い出すこと)
と、わたしの鳥嫌いのはなしはここまでにしておきましょう。
そう、
このおとなり夫婦は毎年初夏にやってきて、
丁度我が家の窓の高さの木の又に巣を作ります。
うちの前のプラタナスはどうやら鳩界のあいだでは上等な物件らしく、
夏の初めにはそれはもう壮絶な、人間界のパリの物件争いと等しい熾烈な戦いが行われております。
鳩がダメなわたしは、はじめは視界にはいらないようにすごしていたのだけど、
それは無理で、目にはいってしまう。
(なぜなら食卓のある窓からみえるプラタナスに巣を作るから..)
ならば、いっそよく見る事にして存在になれる事が大事だな。とおもい、それから、夫と観察をする。
「悪口は無知の知」ですからね。
パリのかわいそうなぐらいなぼろぼろの鳩(鳩嫌いのわたしでもおもってしまうほど)ではなく、たまにいるひとまわりおおきな山鳩は、とても綺麗(わたしでもそうおもう)なので、まだビジュアル的に耐えれそう..。とすることにする。
そう思うと、まだ大丈夫。
鳥に詳しい方にはあたりまえの今更な事かもしれないけれど、おとなりさん夫婦を見ているうちに
一つ私達は新しい衝撃の事実を発見しました。
その1
鳩も恋愛結婚する。
(だってまさか許嫁システムまではないでしょう。)
その2
子供が出来たら男鳩は認知し、一緒に責任をとる。
(生まれた時、自分に似ていない!というレベルじゃないですよ。なにせ卵ですからね。)
その3
共に苦難に立ち向かう。夫婦で戦う。
(熾烈な物件争いも夫婦でタッグを組んで戦っておりましたとも。)
という事。
鳥の求愛ダンスとかをよく映像でみたり、実際にもよく見るので、
恋多き生き物で、絶対的なパートナーを見つける種族じゃない、と思い込んでいました。
なんかもっと鳥類って奔放なイメージがありましたが..先入観と偏見でした..
人間なんかよりずっとしっかりしているじゃないか...
物件が手に入った後は、2人で一生懸命資材を運び、でも見てると夫(らしきほう)がやはり中心で家を建てていましたよ。身重の奥さんは枝にとまってじっとみてたりして。
雨の日も風の日も卵をあたため続け、しかも夫婦で交代であたためる。
まだ卵のときはじっと我が家をみながらあたためているので、観察している私とおとなりさんとはよく目があったりします。
大雨が降ると
目をしょぼしょぼさせながらずぶぬれになってあたためている相方をくちばしで毛繕いしてあげたり、
寒さしのぎのためなのか、狭い巣の上でとなりにくっついて一緒にあたためようとしてたり。
ひなが生まれれば、
交代でいそがしくえさをあつめて、もう一人は子供を見守っておりました。
はじめは敵をしるために!という気持ちでみていたのですが、
あまりの甲斐甲斐しさに、きもちわるさも忘れて魅入ってしまいます。
巣をつくっているところから、2匹で力を合わせて家を建てて、
食料を山分けしたり、
辛そうな時はとなりでじっとみまもったり、
他の鳩やからすが邪魔してきたら夫婦で力を合わせて追い出したり...
なんか素敵なご夫婦ではないですか。おとなりさん。
そんなおとなりさんに無事2人の子供が誕生して
くちゃくちゃになった毛糸玉みたいなその子だちは元気よく育っています。
というか、育つのが早すぎるんじゃないだろうか..とおもうほど日に日におおきくなっています。
(かなりがんばって写真をとりました。その上ブログにもあげ..かなりの過酷な作業でしたが、どうしてもみなさまにお見せしたくて..とても変な構図の写真だけど..)

ほらもう巣からはみだしています。
そういえば、このあと夫婦はどうなるんでしょ?
子供が巣立ったら毎年夫婦もいなくなる..
まさか、子育てが終わった後の熟年離婚!?
...末永く2匹で幸せを作って行ってほしいものです。
と、夫に熱く語っていたら、(最近観察するのに飽きたらしいので、報告した。)
夫に、「あんなに鳩が嫌いなのに、よくそんなに観察できるね。もう嫌いじゃなくなったんじゃない?」といわれました。そうかも。前よりすこし大丈夫かも..と、おもっていると、なにか意識のチャンネルがはずれて、再び、「ぎゃーーーーー!!!」と、なります...
まだまだ、克服されません...
もうじき巣立ちの日が来そうです。
すると例年のとおり、おとなり夫婦はきっと引っ越してしまうでしょう。
すると夏のおわりがやってくるのです。
おしまい。
窓を開けてもよい空気は入らない。
けれども一つだけいいことがあって、
窓の外は街路樹があるので、大通りだけど窓の外に緑が入るのは気に入っております。

それらの木は夏場はあおあおと茂り、真夏の直射日光を我が家に入れる事なく
紅葉後の冬の並木は葉がないので冬の貴重な日だまりが部屋のなかにはいるようになっています。
その木はプラタナスの並木なのだけど、
毎年この時期になると、「おとなりさん」がやってきます。
毎年同じおとなりさんなのか、毎年ちがうおとなりさんなのか、
私には見分けがつかないけれど(向こうも同じだろうけど)
とにかく毎年夏が始まるな~って思う頃に引っ越してきます。
それは山鳩の夫婦。
鳥好きの方には申し訳ないのですが、
わたしは鳥が近くにいるだけで鳥肌がたつほど鳥類が大の苦手でございます。
なんでこんなに苦手なのかほんとに気絶するぐらい鳥が無理。嫌いというか無理。
もうぞわ~~~~~~っと髪の毛の先まで逆立ちます...
特に鳩がダメ。鳩と鶏が最大級に苦手。他の鳥類はなんとか耐えれる感じでございます。
ゴキブリとかムカデとか蛇とかのほうが全然大丈夫。きっと、そういうのが苦手なのと同じなんだろうけど、わたしは鳥類がだめです。
虫だらけの箱にはいるか、
鳩だらけの箱にはいるか、
といわれたらまよわず虫だらけの箱にはいります。
(今さっき、インディージョーンズ見ましたものですから..)
こうして鳥という文字を書いているだけでも気持ち悪くなってくるぐらい...鳥が嫌いです。
鶏肉だってフランスに来て夫が鶏肉大好きなのでやっと食べれるようになりましたとも。
そのおかげで少しは自分で調理できるようになりましたけれども..。
とりのかたちのオブジェクトとかは大丈夫なんですけどね。
なので寿さんの鳩撃退パトロールには大変助かっております。
(窓に降り立つ鳩を窓越しに猫パンチで追い出すこと)
と、わたしの鳥嫌いのはなしはここまでにしておきましょう。
そう、
このおとなり夫婦は毎年初夏にやってきて、
丁度我が家の窓の高さの木の又に巣を作ります。
うちの前のプラタナスはどうやら鳩界のあいだでは上等な物件らしく、
夏の初めにはそれはもう壮絶な、人間界のパリの物件争いと等しい熾烈な戦いが行われております。
鳩がダメなわたしは、はじめは視界にはいらないようにすごしていたのだけど、
それは無理で、目にはいってしまう。
(なぜなら食卓のある窓からみえるプラタナスに巣を作るから..)
ならば、いっそよく見る事にして存在になれる事が大事だな。とおもい、それから、夫と観察をする。
「悪口は無知の知」ですからね。
パリのかわいそうなぐらいなぼろぼろの鳩(鳩嫌いのわたしでもおもってしまうほど)ではなく、たまにいるひとまわりおおきな山鳩は、とても綺麗(わたしでもそうおもう)なので、まだビジュアル的に耐えれそう..。とすることにする。
そう思うと、まだ大丈夫。
鳥に詳しい方にはあたりまえの今更な事かもしれないけれど、おとなりさん夫婦を見ているうちに
一つ私達は新しい衝撃の事実を発見しました。
その1
鳩も恋愛結婚する。
(だってまさか許嫁システムまではないでしょう。)
その2
子供が出来たら男鳩は認知し、一緒に責任をとる。
(生まれた時、自分に似ていない!というレベルじゃないですよ。なにせ卵ですからね。)
その3
共に苦難に立ち向かう。夫婦で戦う。
(熾烈な物件争いも夫婦でタッグを組んで戦っておりましたとも。)
という事。
鳥の求愛ダンスとかをよく映像でみたり、実際にもよく見るので、
恋多き生き物で、絶対的なパートナーを見つける種族じゃない、と思い込んでいました。
なんかもっと鳥類って奔放なイメージがありましたが..先入観と偏見でした..
人間なんかよりずっとしっかりしているじゃないか...
物件が手に入った後は、2人で一生懸命資材を運び、でも見てると夫(らしきほう)がやはり中心で家を建てていましたよ。身重の奥さんは枝にとまってじっとみてたりして。
雨の日も風の日も卵をあたため続け、しかも夫婦で交代であたためる。
まだ卵のときはじっと我が家をみながらあたためているので、観察している私とおとなりさんとはよく目があったりします。
大雨が降ると
目をしょぼしょぼさせながらずぶぬれになってあたためている相方をくちばしで毛繕いしてあげたり、
寒さしのぎのためなのか、狭い巣の上でとなりにくっついて一緒にあたためようとしてたり。
ひなが生まれれば、
交代でいそがしくえさをあつめて、もう一人は子供を見守っておりました。
はじめは敵をしるために!という気持ちでみていたのですが、
あまりの甲斐甲斐しさに、きもちわるさも忘れて魅入ってしまいます。
巣をつくっているところから、2匹で力を合わせて家を建てて、
食料を山分けしたり、
辛そうな時はとなりでじっとみまもったり、
他の鳩やからすが邪魔してきたら夫婦で力を合わせて追い出したり...
なんか素敵なご夫婦ではないですか。おとなりさん。
そんなおとなりさんに無事2人の子供が誕生して
くちゃくちゃになった毛糸玉みたいなその子だちは元気よく育っています。
というか、育つのが早すぎるんじゃないだろうか..とおもうほど日に日におおきくなっています。
(かなりがんばって写真をとりました。その上ブログにもあげ..かなりの過酷な作業でしたが、どうしてもみなさまにお見せしたくて..とても変な構図の写真だけど..)

ほらもう巣からはみだしています。
そういえば、このあと夫婦はどうなるんでしょ?
子供が巣立ったら毎年夫婦もいなくなる..
まさか、子育てが終わった後の熟年離婚!?
...末永く2匹で幸せを作って行ってほしいものです。
と、夫に熱く語っていたら、(最近観察するのに飽きたらしいので、報告した。)
夫に、「あんなに鳩が嫌いなのに、よくそんなに観察できるね。もう嫌いじゃなくなったんじゃない?」といわれました。そうかも。前よりすこし大丈夫かも..と、おもっていると、なにか意識のチャンネルがはずれて、再び、「ぎゃーーーーー!!!」と、なります...
まだまだ、克服されません...
もうじき巣立ちの日が来そうです。
すると例年のとおり、おとなり夫婦はきっと引っ越してしまうでしょう。
すると夏のおわりがやってくるのです。
おしまい。